2022年6月、ウクライナのオデッサの港で作業員が穀物をトラックに積み込んでいる。 (出典:ロイター) |
ルーマニアは、紛争勃発以来ウクライナからの穀物輸入が増加している東欧連合(EU)5カ国のうちの1つである。これは各国の国内市場に影響を及ぼし、農民の抗議を引き起こします。
2023年5月、EUはウクライナの農産物に対する貿易制限を承認する必要があったが、9月15日に期限が切れ、更新されなかった。同日、ポーランド、スロバキア、ハンガリーはそれぞれ一方的な禁止を発表した。
ルーマニア政府は、ウクライナが9月18日に問題解決の計画を提示した後、国内農家をどのように保護するかを決定すると述べた。
「ポーランドのような国が9月15日以降にこのような一方的な決定を下したのに、なぜルーマニアが同じことを躊躇するのか理解できない…私たちの要請は、ウクライナの農産物をルーマニア経由で他の目的地に輸送することに影響を与えない。なぜなら、これはまだ進行中だからだ」とルーマニア農民連合は声明で述べた。
統計によると、2023年の最初の8か月間に、ウクライナはルーマニアのコンスタンツァ港を通じて920万トンの穀物を輸送した。 2022年にはこの数字は860万トンになります。
ロシアが7月中旬に穀物取引を放棄して以来、黒海の港コンスタンツァはウクライナの主な輸出先となっている。
同日9月16日、ウクライナのオレクサンドル・クブラコフ副首相は、2隻の貨物船がウクライナの港に到着し、暫定航路を利用して黒海沿岸の港に入港し、アフリカやアジアの市場向けに穀物を輸送する最初の船舶となったと発表した。
クブラコフ氏によれば、「レジリエント・アフリカ」と「アロヤット」という名の貨物船がウクライナの港に到着し、上記市場向けに約2万トンの小麦を積み込んだという。
また同日、海上追跡会社マリントラフィックのデータによると、アロヤット号はウクライナのチョルノモルスク港に入港していたことが分かった。
ウクライナは先月、ロシアとの紛争以来同国の港で足止めされている貨物船の航路を開くとともに、モスクワがキエフの穀物輸出を認める協定を破棄したことによる事実上の封鎖を打破するために、黒海に「人道回廊」を設置すると発表した。
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