19ページの文書には、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後にドイツのオラフ・ショルツ首相が発表した大きな政策転換である「ツァイテンヴェンデ」がドイツ連邦軍(ドイツ軍)の作戦にどのような意味を持つのかが詳述されている。
ドイツのオラフ・ショルツ首相は2023年10月23日、ドイツ・ケルン郊外のヴァーンでパトリオット防空ミサイルシステム部隊のメンバーと会談した。写真:ロイター
冷戦後の数十年間に及ぶ消耗戦を経て、自国の軍隊を本来の状態に戻すための第一歩として、ドイツは昨年、最新兵器の購入に1000億ユーロ相当の特別基金を設立し、NATOの目標に沿って2024年から国内総生産(GDP)の少なくとも2%を防衛費に充てると約束した。
ボリス・ピストリウス国防相は「ツァイテンヴェンデにより、ドイツは安全保障政策の面で成熟した国になる」と述べた。
同氏はこの文書を、2022年にロシアがウクライナで全面戦争を起こし、欧州で戦争が勃発して脅威レベルが上昇し、ドイツとドイツ連邦軍の役割が根本的に変化するという新たな現実に対するベルリンの対応だと呼んだ。
「欧州の中心部で最も人口が多く、経済的に強力な国として、ドイツは欧州における抑止力と集団防衛の柱にならなければならない」とピストリウス氏は語った。ドイツ軍は、ドイツとその同盟国の確実な防衛という中核任務に再び焦点を当て、「戦闘態勢」を整える必要があると同氏は述べた。
ピストリウス氏は、事態の好転には時間がかかり、必要な軍事構造と能力が放棄された「数十年にわたる無視」の後ではドイツ連邦軍は依然として近い将来を優先せざるを得ないだろうと認めた。
しかし彼は、ドイツとして初めてリトアニアに戦闘旅団を恒久的に派遣するというベルリンの決意を、ツァイテンヴェンデ計画の指針であり、ドイツが新たな役割に積極的に取り組んでいる証拠だと指摘した。
冷戦時代に最前線国家であったドイツが同盟軍の派遣から恩恵を受けたのと同じように、ドイツの同盟国は今やドイツが責任を果たし、リーダーシップを発揮することを期待していると、ピストリウス氏は日刊紙ターゲスシュピーゲルの社説で述べた。
マイ・ヴァン(ロイター通信による)
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