6月8日、サウジアラビア訪問の最後に、アントニー・ブリンケン米国務長官は、リヤドはワシントンと北京のどちらかを選択する必要はないと宣言した。
米国のアントニー・ブリンケン国務長官とサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン王子は6月7日に会談した。 (出典:ナショナルニュース) |
ブリンケン外相は、サウジアラビアへの3日間の訪問の最後に、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン王子とともに出席し、リヤドと北京の良好な関係がワシントンにとって問題になっているとの見方を否定した。
ブリンケン国務長官は、対イスラム国(IS)世界連合の会合後にメディアに対し、「米国と中国のどちらかを選ぶよう求めることは誰にもないと我々は明確にしてきた」と強調した。
外交官によれば、米国は単に「我々のパートナーシップの利点と、提案された確固とした議題を示そうとしている」だけだという。
一方、ファイサル・ビン・ファルハン王子は、米国および中国との関係はサウジアラビアにとって「ゼロサムゲーム」ではないとし、 「我々は皆、多くのパートナーシップやコミットメントを結ぶ能力がある」と主張した。
サウジ外相は、両国は実際にこの点で「否定的な境界」を越えた協力関係を築くことができると述べた。
米国が非難したシリアのアラブ連盟(AL)への正式加盟回復について、ブリンケン氏は、人道的目的のためALが上記の決定を下した理由としてサウジアラビアが挙げたことをワシントンは支持すると明言した。
サウジアラビアは、主に人権と原油価格をめぐる紛争をめぐって、湾岸諸国とリヤドの何十年にもわたる安全保障の保証国である米国との間で最近緊張が高まったことを受けて、中国との関係を強化している。
一方、中国は3月にサウジアラビアとイランの意外な和解を仲介し、中東における影響力の拡大を示した。
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