ロシアは5月31日朝、南部国境州の石油精製所が無人航空機(UAV)の攻撃により火災に見舞われたと発表し、一方ウクライナは英国の大手企業と協力して同東欧諸国に兵器製造施設を開設すると発表した。
ロシア南部クラスノダール州にあるアフィプスキー石油精製所。 (出典:EPA) |
クバンのアフィプスキー石油精製所で火災が発生したが、当初は無人航空機(UAV)による攻撃が原因と考えられていたと、南部クラスノダール地方のヴェニアミン・コンドラチェフ知事が明らかにした。火は100平方メートルの範囲に収まった。
一方、テレグラムチャンネル「ショット」は、自爆無人機がクラスノダール州イルスキー石油精製所付近に墜落し、攻撃は午前3時頃に発生したと報じた。
一方、5月30日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、キエフが英国の防衛大手BAEシステムズと協力し、この東欧の国に戦車から大砲までの兵器の生産と修理を行う施設を設立すると述べた。
ゼレンスキー大統領は、チャールズ・ウッドバーンCEOを含むBAEの幹部らと会談した後、「BAEはまさに巨大な兵器製造企業であり、我々が必要とし、今後も必要とする種類の兵器を製造している。ウクライナに製造・修理のための適切な施設を建設すべく取り組んでいる」と述べた。
同日、両者はウクライナにおけるBAE事務所の開設を早めることに合意した。
また、5月31日には、ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長が、英国は実際にはモスクワに対して宣戦布告のない戦争を開始していると述べた。
前日、英国のジェームズ・クレバリー外相は、5月30日朝のモスクワへの無人機攻撃についてコメントした際、ウクライナは自衛のため国外の領土内の標的を攻撃する権利があると述べた。
この発言についてメドベージェフ氏は、「今日、英国は装備や人員を提供することでウクライナの同盟国として行動しているが、実際にはロシアに対して宣戦布告のない戦争を遂行している」と述べた。
メドベージェフ氏によれば、「紛争解決に協力している軍人、民間人を問わず、英国関係者は正当な軍事目標とみなされる」という。
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