ISSとのドッキングは、アクシオムの乗組員が木曜夕方、フロリダ州ケープカナベラルにあるNASAケネディ宇宙センターからロケットで打ち上げられてから約37時間後に行われた。
2024年1月18日、米国フロリダ州ケープカナベラルにある国際宇宙ステーションに向けて、商業飛行で宇宙飛行士4人を乗せたロケットが打ち上げられた。写真:ロイター
宇宙飛行士を軌道上に運ぶクルードラゴン宇宙船とファルコン9ロケットは、どちらもアクシオムとの契約に基づき、イーロン・マスクのスペースXによって提供、打ち上げ、運用される予定で、2022年に始まるアクシオムの最初の2回のISSミッションも同様に行われる。
NASAのライブウェブキャストによれば、クルー・ドラゴンは土曜日の午前10時42分(GMT)、 南太平洋上空約400キロでISSに自律的にドッキングした。両機は時速約28,200キロの超音速で地球を平行に横断しながら同一軌道に入り、ドッキングを行った。
アクシオム3号の乗組員は、無重力状態で約14日間過ごし、宇宙飛行が人間の健康や病気に及ぼす影響に焦点を当てた30以上の科学実験を行う予定だ。
多国籍宇宙飛行士チームは、スペイン系でNASAを退役したマイケル・ロペス=アレグリア氏(65歳)が率いており、同氏は今回で6回目の宇宙ステーションへの飛行となる。彼はまた、2022年4月に予定されているアクシオムの初ミッション(ISSへの初の商業飛行)の指揮を執る。
スタートアップ企業 Axiom が運航する商業飛行に参加する 4 人の宇宙飛行士。写真:ロイター
残る3人の宇宙飛行士のうち2人は、イタリア空軍大佐のワルター・ヴィラデイ氏(49)と、欧州宇宙機関を代表するスウェーデン人パイロットのマーカス・ワント氏(43)である。最後の宇宙飛行士は、トルコの元戦闘機パイロットで、ISSにドッキングした初のトルコ人宇宙飛行士であるアルペル・ゲゼラフチ氏(44歳)だった。
ISSでは、現在の宇宙ステーションの正規乗組員7人が彼らを迎えることになる。乗組員はNASAのアメリカ人2人、日本とデンマークからそれぞれ1人ずつ、そしてロシアの宇宙飛行士3人である。
ヒューストンに本社を置くアクシオムは、8年前の創業以来、裕福な国々や個人顧客を対象に宇宙飛行士を軌道上に打ち上げる事業を築いてきた。同社は宇宙飛行に、組織、訓練、装備サービスを含めて少なくとも5500万ドルを請求している。
アクシオムはまた、NASAが2030年頃に退役すると予想している国際宇宙ステーションの代わりとなる独自の商用宇宙ステーションを建設している数少ない企業の一つでもある。
国際宇宙ステーションは1998年に軌道上に打ち上げられ、2000年以降、米国とロシアが主導し、カナダ、日本、欧州宇宙機関の11か国の協力のもと継続的に利用されている。
フイ・ホアン(NASA、ロイター)
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