マイク・ジョンソン下院議長は、共和党のテイラー・グリーン下院議員による弾劾の試みを、彼女はその仕事に真剣ではないとして一蹴した。
「私は彼女のことについてあまり考えません。私には仕事があり、結果がどうであろうと正しいことをします。それが私の哲学であり、それが私の統治のやり方です」と、マイク・ジョンソン米下院議長は、5月1日に放送されたザ・ヒルのインタビューで、共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員について語った。
ジョンソン首相は、グリーン議員を真面目な議員だと思うかとの質問に対し、同議員が「職務に真剣であることを証明した」のを見たことがないと述べた。
米下院議長はまた、「国を正しい軌道に戻す」ために、保守的な政策を推し進め続けると明言した。 「混乱に陥り、下院を閉鎖し、議長の席を空席にすることは、二度と起こってはならないことだ」と同氏は強調した。
4月20日、米国議会でマイク・ジョンソン下院議長。写真:ロイター
共和党のグリーン下院議員は以前、ジョンソン下院議長が下院議長として不適格であると判断し、来週、同議長の解任を決議するよう要請すると発表していた。これは米国下院議長の解任手続きにおける第2段階となる。
グリーン氏は3月下旬にジョンソン下院議長の「解任要請」を提出し、同氏の解任手続きを開始した。彼女の努力が成功すれば、米国の議員は2023年10月以来2度目となる新たな下院議長を選出する必要がある。
しかし、米下院の共和党議員の大半がジョンソン氏の弾劾に反対しているため、グリーン氏の努力は失敗する可能性が高い。多くの民主党員もジョンソン氏の追放を防ぐために投票すると述べている。
「もし民主党が彼を議長に選出したいと考え、共和党の一部が民主党の議長を支持したいのであれば、私は彼らにそうする機会を与えるつもりだ」とグリーン氏は反対派議員らに答えた。
米国下院議長がその地位を維持するには、下院議員435名のうち少なくとも218票の支持を得る必要がある。下院では現在、共和党が217議席を占め、民主党は212議席で6議席が空いている。これまでのところ、グリーン氏の立場を支持している共和党上院議員はわずか2人であり、民主党の支持がなければジョンソン氏は弾劾できないことを意味する。
ジョンソン氏(52歳)は2023年10月に第56代米下院議長に選出され、前任者のケビン・マッカーシー氏の失脚後の3週間の混乱に終止符を打った。
ゴック・アン(ヒル/ロイター/AFP通信による)
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