ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、6月17日、サンクトペテルブルクでアフリカの高官外交団との会談中に演説した。(出典:NBCニュース) |
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は6月17日、サンクトペテルブルクでアフリカの高官外交使節団との会談で、黒海の安全航行を確保する協定に基づくウクライナの穀物輸出は、最貧国に輸出されるウクライナの穀物はわずか3%に過ぎず、世界的な食糧価格の高騰から生じるアフリカの問題の解決にはつながらないと評価した。
ロシア大統領は、食糧危機はロシアがウクライナで行った特別な軍事作戦によるものではなく、西側諸国の行動によって起きたと強調した。
南アフリカ、セネガル、エジプト、ザンビア、ウガンダ、コンゴ共和国、コモロ諸島の首脳らは6月16日にキエフを訪問した後、ロシアとウクライナの紛争の仲介を期待してコンスタンチノフスキー宮殿でウラジーミル・プーチン大統領と会談した。
同日、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、ウクライナがモスクワの管理する海域を通って黒海を越え安全に穀物を輸出することを許可する協定を延長する「可能性はないようだ」と述べた。
「この問題に関する最終決定を予測するのは難しいが、現状を鑑みると、この合意が実現する可能性はないと言える」とペスコフ氏はイズベチヤ通信に語った。
黒海穀物イニシアチブ(通称黒海穀物協定)は、2022年7月22日にロシア、トルコ、ウクライナ、国連の代表者によって調印され、黒海経由のウクライナの穀物、食料、肥料の輸出に関するものである。
モスクワは、ロシアの農産物の輸出に関する協定の内容が完全に履行されていないと繰り返し警告している。
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