憲法によれば、両者は暫定指導部のポストを決定するのに3日間の猶予があり、そうでなければその任務は議会委員会に引き渡されることになる。
2023年8月9日、イスラマバードのパキスタン国会議事堂。 (写真:AFP/VNA)
パキスタン首相府は、8月10日午後の第1回交渉後、シェバズ・シャリフ首相と野党指導者ラジャ・リアズ氏は、来年11月に行われる総選挙の監督責任を負う暫定指導者のポストについて合意に達しなかったと発表した。両者は8月11日に協議を継続することで合意した。
リアズ氏はイスラマバードの首相官邸での会談後、記者団に対し、双方が提案した候補者について「まだ合意には至っていない」と述べた。
憲法によれば、両者は暫定指導部の立場を決定するために3日間の猶予が与えられる。それ以外の場合、その任務は議会委員会に割り当てられます。
議会委員会でも合意に達しなかった場合は、パキスタン選挙管理委員会が最終決定権を持つことになる。
パキスタンの下院は、8月12日の5年間の任期終了の3日前、8月9日に解散された。
総選挙は議会解散後90日以内に行われる予定だが、選挙管理委員会が新たな国勢調査の数字に基づいて選挙区を再定義する必要があるため、数か月遅れる可能性がある。
アナリストらは、選挙の延期は南アジアの国における不安定さを増大させる可能性があると指摘している。
パキスタンは、昨年4月にイムラン・カーン前首相が失脚し、汚職容疑で投獄されて以来、政治的混乱に陥っている。
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