イスラエル軍は、ヨルダン川西岸で最も不安定な都市の一つジェニンのイブン・シーナ病院で軍、イスラエル治安機関シンベト、国境警察による合同秘密作戦で戦闘員3人が死亡したと発表した。
2024年1月30日、イスラエル軍がイスラエル占領下のヨルダン川西岸ジェニンの病院を襲撃した。防犯カメラのスクリーンショット。
イスラエル軍は、男のうちの1人が、イスラエル領内で10月7日に起きたハマスによる虐殺に触発されて攻撃を計画していたハマスのメンバー、モハメド・ワリド・ジャラムナであると特定した。イスラエル軍は拳銃が回収されたと発表した。
イスラエル軍によると、他の2人、バセル・アル・ガザウィ兄弟とモハメド・アル・ガザウィ兄弟はイスラム聖戦グループのジェニン旅団に所属していたという。
パレスチナ保健省は死亡を確認し、国連に対し医療センターを保護するための行動を取るよう求めた。同局は声明で「占領軍は病院内で新たな虐殺を行っている」と述べた。
病院の防犯カメラの映像には、スカーフを巻いて女性用の服を着た3人を含む、さまざまな民間服や医療服を着た約10人の集団がアサルトライフルを携えて廊下を歩いている様子が映っている。
襲撃のビデオ(出典:YouTube/ガーディアン)
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「我々は病院を、患者が右側、医師と看護師が左側、テロリストが真ん中にいるような戦場に変えたくない」とイスラエル軍のヘルジ・ハレビ司令官はガザ近郊の部隊に語った。
「しかし我々は、地上やトンネル内にあるガザ、ユダヤ、サマリア、レバノンの病院がテロの隠れ蓑になることを決して許さないとさらに決意している」と彼は付け加えた。
病院長のナジ・ナザル医師は、イスラエルのチームは火曜日の午前5時半頃に病院に入り、密かに3階に行き、ベルを鳴らして男性たちが眠っている部屋に入ったと述べた。
数時間後、銃弾が刺さった血まみれの青い病院用枕がまだベッドの上にあり、近くの折りたたみ式ベッドも血に覆われていた。ナザル氏は、バジル・アイマン・アル・ガザウィ氏が脊髄損傷により麻痺状態となり、10月25日から治療を受けていたと述べた。
イスラム聖戦過激派グループは、ガザウィ兄弟が同組織の武装勢力のメンバーであると述べ、一方ハマスはジャラムナが同組織のアル・カッサム旅団に所属していたことを確認した。
この劇的な襲撃は、10月7日の過激派組織ハマスによるイスラエルへの攻撃と、それに続くイスラエルによるガザへの報復攻撃以来暴力が増加しているヨルダン川西岸での一連の事件の最新のものだ。
ヨルダン川西岸北部の都市ジェニンでは、イスラエル軍がパレスチナ人の人口密集地域を繰り返し攻撃し、最大規模の衝突がいくつか発生している。
ホアン・アン(ロイター通信による)
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