ベトナムの競争心は称賛されたが、日本も2023年アジアカップの開幕戦で世界のトップチームとしての地位を示したことで高く評価された。
アメリカのテレビ局ESPNのニュースサイトは、「日本はアジアカップの開幕戦で恐怖を克服、一方ベトナムにとっては勇敢な敗北は良い兆し」という見出しをつけた。このチャンネルによれば、アジアナンバーワンのチームが快勝するという予想は実現しなかった。
1月14日夜、アル・トゥママ・スタジアムで行われた試合で、日本は南野拓実のゴールで11分に先制点を挙げたが、その後、グエン・ディン・バックとファム・トゥアン・ハイのセットプレーで1-2とリードを許した。しかし、南野選手と中村敬斗選手の素晴らしいプレーにより、日本は前半終了前に再びリードを奪った。後半に優位に試合を進めたにもかかわらず、優勝候補のチームは交代出場のストライカー上田彩世のゴールで85分に4-2の同点に追いつくしかできず、あと1点しか取れなかった。

2023年アジアカップグループDの開幕戦で日本に2-4で敗れたベトナム代表は、ファム・トゥアン・ハイのゴールでスコアを2-1に伸ばし喜びを爆発させた。写真:ラム・トア
ESPNは、ベトナム戦での2失点は、日本にとってグループDの残り2試合、1月19日のイラク戦と1月24日のインドネシア戦に向けて調整すべき教訓だと評価した。一方、ベトナムは、朴恒西監督率いる「黄金世代」に代わる才能ある若い世代の選手を擁しており、楽観視できるだろう。さらに、日本戦でのパフォーマンスは、1月19日のインドネシアとの決戦を前にベトナムにさらなる自信を与えるだろう。
韓国紙オセンは、ベトナムが奇跡的な勝利を収めることはできなかったものの、日本に対して2得点を挙げて皆を驚かせたと評した。 「ベトナムは世界ランキング17位のチームを相手に潜在能力を発揮した」と記事は伝えた。
一方、サイアム・スポーツ紙はフィリップ・トルシエ監督とチームを強く称賛し、トゥアン・ハイが2-1でリードした時は「アジア中に衝撃が走り、多くの人がそれが真実かどうか目をこすって確かめた」と記した。タイの新聞各紙は、多くの主力選手が負傷で欠場したため、国際経験のほとんどない戦力を投入したベトナムのパフォーマンスを高く評価した。さらに、サイアム・スポーツによれば、前半ロスタイム3分に中村敬斗選手が素晴らしいロングシュートを決めていなかったら、サプライズは続いていたかもしれないという。
「ベトナムは一流チームに格上げされた」とサイアム・スポーツはコメントした。 「多くのタイのファンもフィリップ・トルシエ監督の戦術を高く評価しており、学ぶべきだと考えている。」

南野拓実選手(背番号8)は2得点1アシストと活躍し、日本が逆転してベトナムに勝利するのに貢献した。写真:ラム・トア
英国の通信社ロイターは、ベトナムがこの試合を「劇的」なものにしたとコメントした。アジアサッカー連盟(AFC)のホームページは、日本が苦戦の末に勝利し、中村選手のゴールが「ベトナムの抵抗を消し去った」と伝えた。
日本の新聞「時事」は短い記事で、この勝利について冷静にこう報じた。「八百長試合で日本は慌てることなく反撃した。落ち着いてボールを保持し、形勢を逆転し、後半の選手交代でもコントロールを失わなかった。」
日本のサッカーダイジェストウェブサイトは、2019年のアジアカップでトルクメニスタンに3-2で勝利した時のように、ホームチームがまたもや難しい開幕戦に直面すると評価した。しかし、違いは、日本が今や主力選手を何人か欠いているにもかかわらず、依然として強力な攻撃力を見せていることだ。 「チームは初戦の難しさを覚えている」と記事は伝えた。 「しかし、彼らはまた、世界クラスのチームになるという野心を持って、選手層の厚みとプレースタイルの向上を示している。」
日本はこれで49得点を挙げ、11連勝となった。中国のニュースサイト「捜狐」の記事では、この統計は近隣の東アジアチームの「破壊力」の証拠だとしている。記事にはこう書かれている。「ベトナムは相手に苦戦を強いたが、それは一時的なもので、試合は90分で行われる。日本は劣勢に立たされても、慌てることなく前進し、攻撃を続けた。3対2でリードした時には、相手に反撃のチャンスを与えなかった。」
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