オーストラリア海軍の駆逐艦HMASトゥーンバ(写真:AP通信)。
オーストラリア政府は先週末、日本の排他的経済水域で国連制裁執行活動を支援するオーストラリアの長距離駆逐艦「トゥーンバ」に影響を与えたとして、中国が海上で「安全でない非専門的な」行動を取ったと非難した。
オーストラリアのリチャード・マーレス国防相によると、ダイバーらがHMASトゥーンバのプロペラから漁網を取り除いていたところ、中国の駆逐艦が接近したという。
マーレス大臣は、中国船のソナーシステムが「おそらく」数名のオーストラリア軍人を負傷させたと述べた。
11月20日、北京はキャンベラに対し「中国に対する無謀で無責任な非難」を行わないよう警告した。
「オーストラリア側に対し、真実を尊重し、中国に対する無謀で無責任な非難をやめるよう求める」と国防省報道官の呉謙氏は述べ、中国は「オーストラリアのダイバーに影響を及ぼすようないかなる活動も行っていない」と付け加えた。
同日、北京外務省の毛寧報道官も「中国軍は厳格な規律を守り、常に国際法と国際慣行に従って専門的な活動を行っている」と断言した。
この事件は、中国とオーストラリアが長年の疎遠の後に貿易関係を修復しようとしている最中に起きた。
アンソニー・アルバネーゼ首相は今月初めに北京を初訪問し、この進展を「非常に前向き」と評した。
しかし、オーストラリアが米国に接近する中、両国は安全保障問題をめぐって緊張したままとなっている。
ロンドンに拠点を置く独立組織「ダイビングに関する医療諮問委員会」は、ソナーがダイバーのめまい、難聴、内臓損傷を引き起こす可能性があると警告している。
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