アゼルバイジャンは、ナゴルノ・カラバフの元分離主義指導者ハルチュニャン氏と部隊の主要メンバー300人の逮捕状を発行し、同氏を逮捕したと発表した。
アゼルバイジャンの検事総長と治安当局は本日、アライク・ハルチュニャン氏がアゼルバイジャンに対する「侵略戦争遂行」と「戦争犯罪」の容疑で逮捕されたと共同声明を発表した。
アゼルバイジャンの治安当局はまた、手錠をかけられたハルチュニャン氏を護衛する2人の治安部隊員を写した画像も公開した。アゼルバイジャンのメディアは、ハルチュニャン氏はナゴルノ・カラバフの首都ステパナケルトで逮捕され、首都バクーに連行されていると報じた。
10月5日に公開されたこの写真では、ナゴルノ・カラバフの元分離主義指導者アライク・ハルチュニャン氏(中央)がアゼルバイジャン治安部隊に捕らえられている。写真:ロイター
この動きは、アゼルバイジャンの検事総長カムラン・アリエフが10月1日にナゴルノ・カラバフ分離主義派のメンバー300人の指名手配リストを発表したことを受けて行われたもので、リストには元指導者ハルチュニャン氏や同派の戦闘部隊の元司令官ジャラル・ハルチュニャン氏も含まれている。
アゼルバイジャンの検察官によると、アライク氏とジャラル氏は、2020年の44日間の紛争中にアゼルバイジャンのギャンジャ市で民間人へのミサイル攻撃と民間人の殺害に関与したとして起訴された。
9月19日、アゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフの分離地域で「対テロ」作戦を開始し、急速に戦略的な拠点を占領した。ハルチュニャン氏はアゼルバイジャンの電撃戦の直前に辞任した。
その翌日、ナゴルノ・カラバフの分離主義者らは武器を放棄し、部隊を解散し、同地域をアゼルバイジャンに併合する交渉を行うことに合意した。分離主義政府はまた、組織の解散を発表し、2024年1月1日から正式に消滅した。
アゼルバイジャンは停戦協定の条件に基づき、分離主義戦闘員がアルメニアへ出国することを認めることに同意した。しかし、アゼルバイジャン政府筋は、同国の国境警備隊が「戦争犯罪」の容疑者を捜索していると述べた。
ナゴルノ・カラバフは過去30年間、アルメニアとアゼルバイジャン間の紛争の火種となってきた。この地域は、1990年代初頭の戦争後に親アルメニア派の分離主義者が支配権を握って以来、アゼルバイジャンから分離されている。それ以来、両者は数回衝突し、2020年には戦争に至り、アゼルバイジャンが領土の一部を奪還した。
ナゴルノ・カラバフの分離地域の位置。グラフィック: AFP
フイエン・レ( AFP、ロイター通信による)
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