同当局者は、サミットに参加する国にはウクライナのほか、ブラジル、インド、南アフリカ、その他いくつかの発展途上国も含まれると付け加えた。
2023年5月、アラブ連盟首脳会議に到着したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(左)は、サウジアラビアのバドル・ビン・スルタン皇太子の歓迎を受ける。写真:ロイター
首脳会談の詳細は依然として流動的で、会談の具体的な日程は決まっていない。しかしウォール・ストリート・ジャーナルによれば、会議に関係する外交官らは会談が8月5日と6日に行われる可能性があると述べたという。
サウジアラビアが会談を主催するのは、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が5月にアラブ連盟首脳会議に出席し、参加各国にキエフを支持するよう要請したことを受けてのことだ。
アラブ諸国は、ロシアとの軍事的・経済的つながりもあり、2022年2月にロシアがウクライナで特別軍事作戦を開始して以来、概ね中立を保っている。
一方、サウジアラビアもOPECプラスグループの一員としてロシアと緊密な関係を維持している。したがって、サウジアラビアはウクライナのための和平サミットの開催が西側諸国に対する同国のイメージ向上につながると期待している。
ジッダで開催される今回の会議は、6月下旬にコペンハーゲン(デンマーク)で開催される高官級会合のフォローアップとしても見られ、ブラジル、インド、トルコ、南アフリカ、そして多くの発展途上国が参加し、ウクライナ問題を議論する予定だ。
西側諸国の外交官らは、サウジアラビアが第2回協議の開催国に選ばれたのは、中国を説得して参加させる狙いもあったと述べている。
リヤドと北京は緊密な関係を維持している。今年初め、中国は、リヤドが中国の習近平国家主席をアラブ首脳会談に迎えてから数カ月後、サウジアラビアとその最大の地域ライバルであるイランとの関係改善交渉を支援した。
6月にコペンハーゲンで行われた会議では、ウクライナと出席したほとんどの発展途上国との間に大きな見解の隔たりがあった。ウクライナは参加国に対し、和平交渉開始前にロシアがウクライナが領有権を主張するすべての領土から軍を撤退させることを義務付けるゼレンスキー大統領の10項目の和平案を支持するよう求めた。
当時、発展途上国グループは共通の原則について議論する用意はあるものの、ウクライナの計画には同意しないと述べていた。
グエン・カイン氏(WSJ、ロイター通信による)
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