ウクライナ紛争が3年目に入り、欧州の緊張が高まる中、北大西洋条約機構(NATO)は3月4日、北欧で大規模な軍事演習を開始すると発表した。
NATOは3月4日から北欧で2万人の兵士による大規模軍事演習を開始した。(出典:NATO) |
アナドル通信によると、NATOの発表によれば、この演習には13カ国から2万人以上の兵士が参加することになる。
ノルウェーが主導するこの演習は「ノルディック・レスポンス2024」と呼ばれ、フィンランドの海外での軍事演習としては過去最大規模となり、4,000人以上の兵士が参加する。
この動きは、ヘルシンキが昨年4月にNATOに加盟するという歴史的な決定を受けてのものだ。
かつては「コールド・レスポンス」として知られ、2年ごとに実施されていたこの演習を、NATOが改名したのは、フィンランドが同軍事同盟に加盟し、スウェーデンが32番目の加盟国として参加したことを認めたためである。
演習の開会式で、ノルウェー空軍司令官のトロン・ストランド准将は次のように述べた。「我々は、国境、価値観、そして民主主義に挑戦しようとする者すべてに対抗し、抑止する能力を備えていなければなりません。現在の欧州の安全保障状況を考えると、この演習は極めて意義深く、これまで以上に重要です。」
ガーディアン紙はノルウェー軍の声明を引用し、「フィンランド、そして間もなくスウェーデンが同盟国となることから、今回の演習はNATOの枠組み内での北欧諸国のより緊密な統合に貢献する」と伝えた。
ノルウェー軍はまた、ロシアを含む関係各国に演習について通知したと述べた。
一方、ロシアのアレクサンドル・グルシコ外務次官は、モスクワは演習を監視しており、「そのために必要な手段はすべて備えている」と述べた。
グルシコ副大臣は、「ノルディック・レスポンス2024」は本質的に対立的かつ挑発的であると評価し、あらゆる演習、特に通信線の近くで行われる演習は「軍事事件のリスクを高める」と述べた。
モスクワは、この状況下で自国の防衛能力を確保するために必要なあらゆる措置を講じてきたと彼は指摘した。
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