ロシア海軍の無人艇。 (出典:TASS) |
最近、キンギセップ機械製造工場(KMZ)のCEO、ミハイル・ダニレンコ氏は、最初の無人水上艦艇(USV)が2023年末までにロシア軍に引き渡され、ウクライナ紛争地域でテストされる予定であると述べた。
これは10隻の船の最初のテストバッチとなるだろうと彼は付け加えた。このUSVボートは最高時速80kmに達し、積載量は約600kgで、爆発物などの装置を搭載できる。
ロシアの軍事研究者ユーリ・クヌートフ氏によれば、このようなUSVは軍艦に大きな脅威を与える可能性があるが、沿岸の標的に対しても使用される可能性があるという。
研究者によると、従来のUSV 1隻では航空母艦や巡洋艦に脅威を与えることはできない(ただし、複数のSUVを同時に使用すれば可能)。さらに、軍艦に深刻な損害を与えるには、USVが標的に気付かれずに接近する必要があることも言うまでもない。
「我々のUSVは爆薬を搭載でき、最大600kgの積載量を持つ。航続距離は約200km、最高速度は時速80kmだ。これらの特性は、大型軍艦の撃沈任務に十分である。600kgの爆薬はコルベット艦、ひいては駆逐艦さえも沈めるには十分だ」とクヌートフ氏は述べた。
同氏は、USVの積荷は必ずしも爆発物である必要はなく、自爆艇としてではなく、貨物の輸送や情報収集に使用できると指摘した。
研究者は、ロシアのUSVが今夏の海軍パレードで展示されたと伝えた。同氏によれば、KMZ工場で開発されたUSV Vizirは「このような機器の開発における新たな段階」である。
「この装備は戦闘状況でテストされなければならず、軍の期待に応えれば新しいUSVが配備されるだろう」と彼は付け加えた。
11月24日、ロシアはクリミア半島西部でウクライナのV5 USVを拿捕した。
具体的には、ロシアの軍事情報の提供を専門とするテレグラムチャンネル「 Two Majors」が、V5潜水艦がクリミア半島西部でロシアの船舶を攻撃しようとしていたが、ロシアの手に落ちたと報じた。
記事の著者は「驚きが待っている」とコメントし、これはロシアがV5潜水艦の技術を掌握し、それを制御する手段を見つけようとしている兆候だと述べた。
この場合、V5の拿捕は、モスクワ軍が技術、特にキエフが船上で使用している電子システムと正確な通信方法を「分析」するのに役立つ可能性がある。
[広告2]
ソース
コメント (0)