ロシアのベルゴロド州で、砲撃を受けた家を消防士が消火
ロイター通信が6月4日に報じたところによると、ウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州の知事、ビャチェスラフ・グラドコフ氏は、ウクライナ軍が昨夜中砲撃を続け、多くの人々を避難させたと非難した。
「一晩中、砲撃はほぼ止まらなかった」と当局者はテレグラムに書き、同地域のシェベキノとヴォロコノフスキー地区が大きな被害を受けたと付け加えた。
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グラドコフ氏によれば、4,000人以上が仮設避難所に避難しなければならなかったという。ロシア軍は5月下旬、ベルゴロド州を経由してロシア領内に侵入したウクライナの「破壊工作グループ」による最も深刻な国境越え攻撃の一つを撃退したと発表した。
6月3日、グラドコフ氏はシェベキノとグライヴォロン地方から約600人の子どもたちをヤロスラヴリとカルーガに移送するよう命じた。国境近くの人口約4万人の町シェベキノやベルゴロドの他の地域は、最近数回にわたって攻撃を受けている。グラドコフ氏は、この地域は現在「本当の戦争状態」にあると語った。
ウクライナは、自国軍がベルゴロド地域に侵入したのはロシアの義勇兵だと主張し、その事実を否定した。
キエフが空爆に反応
キエフ州では、ウクライナ当局はロシアが6月4日早朝に空爆を実施したが阻止されたと述べた。一方、ウクライナ中部の空港で火災が発生したが、被害状況はまだ明らかになっていない。
ロイター通信は、ウクライナ空軍報道官ユーリー・イハナト氏の発言として、ロシアの巡航ミサイル6発のうち4発は防空システムによって撃墜されたが、残りの2発は同国中心都市クロプイヴニツィキー近郊の空港に着弾したと伝えた。
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さらに、ロシアの無人航空機(UAV)5機のうち2機が北部スミ県のインフラを攻撃したとも述べた。
ウクライナ中部のドニプロペトロフスク州ドニプロ市では、住宅街が空爆され、救助隊が瓦礫の中から行方不明者の捜索を行っている。ガーディアン紙によると、救助隊員は生存者を捜索するために手作業で掘らなければならなかったという。
救助隊がドニプロで犠牲者を捜索
ガーディアン スクリーンショット
ハリコフ州知事オレフ・シニエフボフ氏は、ロシア側が6月4日に多くの地域を攻撃し、ヴォフチャンスク市が激しい砲火を受け、行政庁舎1棟、住宅2棟、多数の建物が被害を受けたと述べた。
ロシアの戦車がヒュリエフ村に発砲し、文化センターに損害を与えたが、死傷者は出なかった。一方、ロシアのヘリコプターがイヴァシキ村を攻撃したが、重大な被害や死傷者は出なかった。
ロシアと国境を接するウクライナ東部のハルキフ州は、2022年2月24日に戦闘が勃発して以来、絶え間ない攻撃にさらされている。
ロシアは上記の情報についてコメントしていない。
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ウクライナは反撃の準備を整えている
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6月3日、ウォール・ストリート・ジャーナル紙との独占インタビューで、同国は大規模な反撃を開始する準備ができていると述べた。
ゼレンスキー大統領は、大いに期待されている軍事行動について、「今日時点で我々はそれを実行する準備ができていると思う。我々は特定のことを望んでいるが、何カ月も待つことはできない」と語った。
指導者は反撃が成功すると確信しているが、それがどれくらい続くかは不明だ。
「制空権を握っていない状態での反撃は世界中で非常に危険であることは誰もがよく知っている。自分には『屋根』がないことを知り、なぜ隣国には屋根があるのかを理解できない兵士の気持ちを想像してほしい」と、各国にF16戦闘機の支援を呼び掛けたことについて語った。
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ゼレンスキー氏はインタビューで、ロシアの航空優勢を認め、ロシアの航空戦力の保護がなければ反撃で「多数のウクライナ兵士が死亡していただろう」と述べた。
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