ビジネス・インサイダーが4月14日に報じたところによると、ドラゴンファイアと呼ばれるこのレーザー兵器は2027年に配備される予定だという。しかし、英国のグラント・シャップス国防長官は、この兵器がウクライナの最前線で使用できるよう、生産プロセスが迅速化されることを期待していると述べた。
ソールズベリーにある秘密軍事研究センター、ポートンダウンを訪問したシャップス氏は、記者団に対し、「ドラゴンファイア・レーザーシステムの高速化を推進するためにここに来ました。一つは海上、もう一つはヨーロッパで、二つの大きな紛争が起こっていると考えているからです。これは甚大な影響を及ぼす可能性があり、無人機を撃墜するための特殊な兵器が必要です」と述べた。
ドラゴンファイアレーザー兵器システム
この発言は、英国が1月に空中目標へのレーザー攻撃実験に成功した後に出されたものである。
3月に英国は新型ドラゴンファイアレーザー兵器のデモンストレーションの映像を公開した。ウクライナのオレクシー・ゴンチャレンコ国会議員は後にニューズウィーク誌に対し、自国はドラゴンファイアを戦場で「テストする準備ができている」と語った。
英国のドラゴンファイアレーザー兵器システムの試験発射
さらに、元ウクライナ内務省顧問のアントン・ゲラシチェンコ氏は当時、Xプラットフォームへの投稿で、ウクライナは「そのようなレーザー複合施設を最前線で受け取り、運用を試験する準備ができている」と述べていた。
シャップス英国防相は、「ウクライナがレーザーシステムを入手するには、100%完璧である必要はない。最前線に配備するために99.9%完璧になるように設計されているのではなく、戦場から離れた場所で使用し、アップグレードするために70%完璧であれば十分だ」と強調した。
英国防省によれば、ドラゴンファイアは1,000メートル離れたところから小銭大の物体を撃つことができ、1発のコストは12.52米ドル(31万5,000ドン)だという。同時に、この兵器は、無人機を撃墜する代わりに長期的に低コストの代替手段となる可能性がある。
レーザー兵器を開発しているのは英国だけではない。ロシアはウクライナの無人機を撃墜するためにレーザー兵器も使用してきたが、こうした兵器は天候によって妨害されることもある。
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