ロシアがキエフによる国境砲撃を非難する中、紛争をめぐる緊張が高まる中、中国はロシアとウクライナの和平交渉を推進する計画を発表した。
この写真は、6月2日にウクライナ国境近くのマスロヴァ・プリスタンの町で砲撃が行われた後、爆発が起きた時のものだと考えられている。(出典:モスクワ・タイムズ) |
6月2日、中国政府のユーラシア問題担当特使の李輝氏は、ウクライナ危機の解決策を交渉するため、中国は欧州に新たな代表団を派遣することを検討する用意があると発表した。
「双方の見解に大きな隔たりがあると感じている」と李輝氏は先月の欧州歴訪中に述べた。今回の訪問は、ウクライナ危機の 政治的解決を促進することを目的とした初の訪問だった。
中国当局者によれば、ロシアはウクライナ危機の解決に向けた北京の願いと努力を評価している。
「ロシアとウクライナの紛争がエスカレートするリスクは依然として高い。全ての関係者は核施設の安全を確保し、緊張緩和に向けた具体的な措置を講じなければならない」と、李輝特使は述べた。
ロシア・ウクライナ紛争の進展について、同日、ロシア・ベルゴロド州知事のヴャチェスラフ・グラドコフ氏は、ウクライナ国境に近いマスロヴァ・プリスタン市の道路が砲撃され、2人が死亡、2人が負傷したと述べた。
グラドコフ氏はこの事件についてウクライナ軍の責任を主張したが、キエフ政府は反応していない。ウクライナはロシア領土への攻撃の容疑を一貫して否定している。
一方、スモレンスク州(ロシア西部)の市長代行は、昨夜2機の長距離無人航空機(UAV)が同地域の燃料・エネルギーインフラを攻撃したが、死傷者や爆発についての情報はないと述べた。
当局者は、攻撃はウクライナ国境から約270キロ離れた同州の州都スモレンスク近郊のディバシとペレスナの町を標的にしたものだと付け加えたが、誰が攻撃を仕掛けたのかは明らかにしなかった。
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