米中央情報局(CIA)のビル・バーンズ長官は、雑誌『ディプロマシー』のウェブサイトの記事で、ウクライナは2024年にロシアと対峙する困難な年を迎える可能性があるとコメントした。
CIA長官ビル・バーンズ。 (出典:AP通信) |
「今年はウクライナの地上では困難な年になる可能性がある。この重要な時期に米国が紛争から撤退し、ウクライナへの支援を打ち切ることは、歴史的な規模の自殺行為となるだろう」とロイター通信は同氏の記事を引用して指摘した。
CIA長官は、ウクライナへの援助は米国の防衛予算の5%未満であり、「米国が得る大きな地政学的利益や産業上の利益に比べれば、比較的控えめな投資」に過ぎないと述べた。
一方、紛争を終わらせるための真剣な交渉の可能性があるならば、ウクライナに武器を供給することで、ウクライナはより強い交渉の立場に立つことになるだろう。
バーンズ氏によれば、ウクライナの課題の一つは「前線での前進だけでなく、後方からのより深い攻撃を実施し、黒海で着実に前進することだ」
移民危機に対処するため南部国境での合意に至ろうと苦戦する議会議員らが、キエフへの600億ドルの援助パッケージを阻止し続ける中、 CIA長官ビル・バーンズ氏はウクライナへの支援継続を公に支持した最新の米国高官となった。
ウクライナ紛争に関連した展開として、ロシア国防省は1月30日、過去24時間で同国の防空システムが大きな成果を挙げたと発表した。
これを受けてロシア防空軍はウクライナの無人航空機(UAV)86機、ウラガンやHIMARSミサイルを含む多連装ミサイル12発を撃墜し、米国製のJDAM誘導爆弾を破壊した。
無人航空機は、ルガンスク州のゾロタレフカ、ポパスナヤ、クレメンナヤ、ドネツィク州のヴェルフネカメンスコエ、ヤンポロフカ、ザポリージャ州のオチェレトヴァティ、シェフチェンコヴォ、ミールヌイ、コンスタンチノフカ、リュビモフカ、ヘルソン州のコルスンカなど、さまざまな地域で撃墜された。
声明によると、特別軍事作戦の開始以来、ロシア軍はウクライナ軍の航空機568機、ヘリコプター265機、無人機11,431機、防空ミサイルシステム456台、戦車およびその他の装甲戦闘車両14,847台、多連装ロケットシステム1,211台、野砲および迫撃砲7,902門、軍用車両18,042台を破壊した。
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