朝鮮中央通信によると、北朝鮮の国家航空宇宙技術局(NATA)の平壌総合管理センターに設置されているこの事務所は12月2日に任務を開始し、軍の偵察局やその他の主要部隊に調査結果を報告する予定だという。
北朝鮮はこれに先立ち、11月21日に初の軍事偵察衛星の打ち上げに成功したと発表した。数日後、北朝鮮は、新しいスパイ衛星がホワイトハウス、国防総省、米軍基地、そして韓国の「標的地域」の写真を撮影したと主張した。
しかし、ロイター通信によると、平壌は今のところこの新型衛星が撮影した画像を一切公開しておらず、アナリストや外国政府はこの衛星の真の能力について議論している。
ロイターが11月21日に入手したこの写真では、北朝鮮の最高指導者、金正恩氏が、慶尚北道とみられる場所で、偵察衛星「万里京1号」を搭載したロケットの打ち上げを見守っている。
本日朝鮮中央通信が発表した別の記事では、匿名の北朝鮮軍事評論家が、南北軍事信頼醸成協定を破った責任は韓国にあると述べた。
韓国は先週、11月21日の北朝鮮による衛星打ち上げを受けて、2018年の南北軍事緊張緩和合意を部分的に停止した。これに対し北朝鮮は、合意に基づいて停止されていたすべての軍事措置を復活させると述べた。聯合ニュースによると、この声明の後、韓国は北朝鮮が南北非武装地帯(DMZ)に監視所を再建し、兵士と重火器を再配置したことを発見した。
記事はまた、韓国初の軍事偵察衛星の最近の打ち上げは韓国の自己矛盾を浮き彫りにしたと主張した。
ロイター通信によると、12月1日、米国企業スペースXのファルコン9ロケットが、米国カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から韓国初の偵察衛星を軌道に乗せた。韓国は、朝鮮半島の24時間監視という目標を加速させるため、2025年までに合計5機の偵察衛星を打ち上げる契約をスペースX社と締結した。
韓国の衛星打ち上げを受けて、朝鮮中央通信は12月2日、北朝鮮国防省報道官の声明を引用し、北朝鮮は米国の宇宙への干渉があれば米国の偵察衛星を無力化することで対応すると述べた。
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