ロイター通信は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がNATOウクライナ理事会の場で述べた声明を引用し、キエフはロシアの空爆に対抗するために少なくともあと7台のパトリオット防空システムまたは長距離防空システムが必要だと述べた。ゼレンスキー氏は同盟国に援助を増やすことも望んでいる。
ウクライナ大統領によれば、西側諸国からの軍事援助は現在「非常に限られている」という。同氏はまた、米国、英国、フランスがイランの攻撃を阻止するイスラエルを支援したとも述べた。
ドイツ軍のパトリオット防空ミサイルシステム。 (写真:AP通信)
「率直に言って、ウクライナの防衛にはパトリオット防空システムか同等のものがあと7基必要であり、これが最低限の数だ。追加の兵器システムは状況を変える助けとなるだろう」とゼレンスキー大統領は強調した。
ロシアは過去数カ月間、ウクライナのエネルギーインフラや都市に対する長距離空爆を強化し、東部戦線のロシア軍が支配を拡大し続ける中でキエフへの圧力を強めている。
ゼレンスキー大統領は、今年だけでウクライナはロシアのミサイル約1,200発、ドローン1,500機以上、誘導爆弾8,500発の攻撃を受けたと述べた。
米国製のパトリオット複合施設は、航空機、巡航ミサイル、短距離戦術弾道ミサイルを撃墜できる。ウクライナは、米国および一部の欧州諸国から移管された約3~5基のパトリオット施設を運用している。
しかし、ウクライナの防空システムへの弾薬供給が枯渇しており、ロシアのミサイルや無人航空機(UAV)による攻撃がより成功しやすくなっている。
NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、会議の直後、同盟国はウクライナに追加の防空システムを提供することで合意したと述べた。
「パトリオットに加え、同盟国が提供できる兵器は他にもある。フランスのSAMP/Tシステムなど、他にも多数ある。しかし、これらのシステムはすぐには提供できない」とストルテンベルグ氏は付け加えた。
ウクライナに対する米国の軍事援助は議会で何カ月も停滞していたが、米下院は本日4月20日に資金援助法案に投票する予定だ。
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