プーチン大統領は最近、ロシアのペルミ市で開かれたロシアのスポーツに関する会議で、国際オリンピック委員会(IOC)がオリンピックを政治的、人種差別的な圧力をかけるための手段として利用していると述べた。
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、10月12日、インドのムンバイで行われた第141回IOC総会を前にした記者会見で発言した。(出典:ロイター) |
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は10月20日、国際オリンピック委員会(IOC)がロシアオリンピック委員会(ROC)の会員資格を停止するという決定を批判した。
ロシアのペルミ市で開かれたロシアのスポーツに関する会議で演説したプーチン大統領は、IOCがオリンピックを政治的、人種差別的な圧力の道具として利用したと述べた。
プーチン氏はまた、オリンピックへの招待は最高のアスリートたちの無条件の権利ではなく、一種の特権であり、スポーツの成績ではなくスポーツとは何の関係もない政治によって勝ち取られるものだと述べた。
これに先立ち、国際オリンピック委員会は10月12日、ムンバイ(インド)での理事会で、オリンピック憲章に違反したとしてロシアオリンピック委員会の会員資格を停止したと発表した。
IOCの広報担当マーク・アダムス氏は、今回の資格停止決定は、ロシアオリンピック委員会が10月5日にウクライナ東部の4つの地域のスポーツ団体の参加を認めることを決定したことを受けて行われたと述べた。
国際オリンピック委員会によると、この停止措置は「即時」発効し、ロシアオリンピック委員会はオリンピック機構から一切の資金援助を受けられなくなる。
しかし、アダムス報道官は、IOCは昨年採択された方針に従い、2024年夏季オリンピック(パリ2024)と2026年冬季オリンピック(イタリア・ミラノ)への中立の立場でのロシア選手の参加について「適切な時期」に決定する権利を依然として留保していると付け加えた。
ロシアは、2014年ソチ冬季オリンピック以来IOCと対立している。オリンピックでは、ロシア選手が大規模な国営ドーピングプログラムから長年利益を得ていたことが発覚したが、モスクワはこれを否定している。
そのため、2018年以降、ドーピング違反がないと判断されたロシアの選手は、中立旗の下でのみオリンピックに出場することが許可されている。先週、IOCは2024年パリオリンピックへの参加が許可されるかどうかについては言及しなかった。
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