若年犯罪者が75%を占める
韓国の国家捜査局は最近、2023年8月7日から12月16日まで続いた犯罪取り締まりで1,183人の容疑者を逮捕したと発表した。これは昨年の同時期と比べて44.6%増加している。このうち75％が10歳から39歳、17.8％が40歳から49歳、7.2％が50歳から59歳だった。聯合ニュースによると、上記の数字は韓国で少年犯罪率が上昇していることを示唆している。
韓国の若い犯罪者グループ
ソウル警察庁
警察庁は、若者が新たな暴力団を結成したり、既存の暴力団に加わったりする傾向が高いと発表した。
コリア・ヘラルド紙は法執行機関の関係者の話として、若い犯罪者の犯罪行動は上の世代と比べて変化しているようで、多くの事件にオンライン賭博や詐欺、不正行為が絡んでいると報じた。
警察によると、逮捕された人々の容疑の約40％はオンライン賭博サイトの運営など複雑かつ違法な事業に関連し、21％強は恐喝や暴力に関連していた。
韓国のギャングのメンバー
ソウル中央地検
ギャングスターが行動を起こす
若い犯罪者がギャングに加わるのは、仲間意識よりもむしろ興味からである、と専門家らは、こうした犯罪を扱う検察官を支援することを目的としたワークショップで述べた。
「当局はこれらの組織犯罪グループの目的を再評価し、そのような犯罪行為に対処する方法を見つける必要がある」とタイムズ紙はワークショップでの発言を引用した。
コリア・ヘラルド紙によると、縄張りや影響力をめぐってギャング同士が争うのは過去のことであり、若い世代の犯罪者は対立がギャングの崩壊の危険をもたらすことを認識している。
同紙は、ソウル中央地検の検察官の発言を引用し、「昨今、ギャング間の抗争は稀だ。その代わりに、複数のグループが協力して違法取引を行い、相互に利益のある戦略で協力している」と伝えた。
これらのグループは、融資や詐欺などの違法ビジネスに関する情報を共有する場所を選ぶことが多いと言われています。対象者はそうした会合に代表者を派遣し、飲酒したり、ソーシャルメディアに投稿するための写真を撮ったりすることも多かった。捜査官らは、影響力を誇示するために写真をオンラインに投稿することが若いギャングの間で流行しつつあると考えている。
韓国のギャングメンバーのパーティー
ソウル中央地検
警察庁の広報担当者は、同庁はより効果的な犯罪対応システムの確立を強化し、幅広い組織犯罪グループや少年犯罪者に対する捜査能力に重点を置くと述べた。
ビジネス・インサイダーは世界組織犯罪指数プロジェクトの情報を引用し、韓国当局は1990年代からマフィア組織を全て排除する努力をしており、残っている少数の組織は規模が小さく、地域を支配したり、激しい暴力行為に参加したりしていないと述べた。外国の犯罪組織も韓国で大きな役割を果たし、ソウル、仁川、釜山などの大都市の地元グループと協力していると考えられています。
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