コロラド州最高裁判所が12月19日に下した、トランプ前米大統領を本日(3月5日)の同州共和党予備選挙の候補者として失格とする決定を、最高裁判所判事らは満場一致で却下した。コロラド州の裁判所は以前、トランプ氏を2021年1月6日の支持者による議事堂襲撃を扇動した罪で起訴していた。
ドナルド・トランプ氏は2024年3月2日、米国バージニア州で行われた選挙集会でステージに立っている。写真:ロイター
米最高裁判所はトランプ大統領が任命した判事3人を含む6対3でこの判決を支持した。 「州は、州の公職に就いている、または就こうとしている者を罷免することができると結論付ける。しかし、憲法の下では、州には連邦公職、特に大統領職に関して第3条を執行する権限はない」と裁判所は述べた。
トランプ氏は判決を歓迎し、「基本的に、対立候補が望んでいるからといって、誰かを選挙から排除することはできない」と述べた。トランプ氏は、今回の判決が国の団結につながることを期待すると述べたが、その後、自身に対する4件の刑事訴訟を起こした政敵や検察官らを批判した。
最高裁判所は、連邦職員や候補者に対して憲法条項を執行できるのは米国議会のみであると判断した。トランプ氏は現在、11月5日の米国大統領選挙で共和党の有力候補だ。
米最高裁の判決は、各党の候補者を選ぶ米大統領予備選の大半が行われるスーパーチューズデー(本日)に先立って下された。
トランプ氏はまた、憲法修正第14条に基づきメイン州とイリノイ州での投票も禁じられている。これらの決定は、コロラド州の訴訟における最高裁判所の判決が出るまで阻止されている。
フイ・ホアン(ロイター、CNN、AP通信による)
[広告2]
ソース
コメント (0)