ワールド・ウェザー・アトリビューションの科学者らは、インドのケララ州で7月29日から30日までの24時間に降った15センチの雨が地球温暖化の影響で10%も激しくなったと結論付け、地球温暖化物質の排出によって大雨がますます頻繁に発生し、自然災害さえも起こるようになると警告した。
2024年7月31日、インド・ケララ州の土砂崩れ現場。写真:AP
インド有数の観光地の一つであるケララ州では、200人近くが死亡し、救助隊は依然130人以上の行方不明者の捜索を続けている。
「ワヤナード地区の土砂崩れは気候変動によるもう一つの壊滅的な例だ」と、インペリアル・カレッジ・ロンドンの気候科学者でこの研究論文の著者の一人、マリアム・ザカリア氏は述べた。
先月の降雨量は、インドの気象庁が記録を取り始めた1901年以降、ケララ州で3番目に多かった。
「夏には何百万人もの人々が焼けつくような暑さに苦しんでいます。一方、モンスーンの時期には、ワヤナード県で見られたように、豪雨が洪水や土砂崩れを引き起こします」と、インド工科大学ボンベイ校の気候科学者で、この研究論文の著者の一人であるアルピタ・モンダル氏は述べた。
2024年7月31日、インドのケララ州で発生した土砂崩れで犠牲者の遺体が発見された。写真:AP
同団体が今年初めに行った別の調査では、少なくとも100人の死者を出した熱波の発生確率は地球温暖化により少なくとも45倍高まると考えられることが判明した。
世界で最も人口の多い国は、世界最大の温室効果ガス排出国の一つであり、また気候変動の影響に対して最も脆弱な国の一つでもある。
火曜日の調査では、森林伐採や採石の削減、土砂崩れや洪水から人々を守るための早期警報・避難システムの改善も推奨されている。科学者らは、ワヤナード地区の森林被覆が最大62%減少しており、大雨の際に土砂崩れの危険性が高まる可能性があると述べている。
「気候が温暖化するにつれ、より多くの大雨が予想されており、ケララ州北部での同様の土砂崩れに備える緊急性が浮き彫りになっている」と、赤十字・クレセント気候センターのリスクアドバイザーで、この研究の共著者であるマヤ・ヴァールベリ氏は述べた。
ハトラン(AP通信による)
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出典: https://www.congluan.vn/tinh-trang-lo-dat-o-an-do-toi-te-hon-do-bien-doi-khi-hau-post307638.html
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