拘留されている移民の半数以上は子どもと青少年である。 (出典: DLA) |
犠牲者の大半はグアテマラ人(485人)で、その中には277人の子どもと若者が含まれており、そのほとんどは家族に同伴されていた。しかし、保護者のいない未成年者も52人いた。残りの6人の犠牲者はホンジュラス人だった。
移民たちはプエブラ市近郊の柵で囲まれた区域に拘留されている。密輸業者は移民をバスやトラックに乗せて米国国境まで運ぶ前に、こうした場所に隠すことが多い。
移民グループは現在、近くのメキシコ移民局(INM)施設に移送されており、そこで食料、水、医療が提供されている。
当局は6月末にも、東部ベラクルス州でトラックに詰め込まれたグアテマラ移民129人を発見した。 1か月前には、チアパス州で175人の不法移民が発見されており、そのほとんどは中米出身者だった。
メキシコ外務省によると、新型コロナウイルス感染拡大中に米国が適用した移民政策第42条が失効した後、現在両国の国境地域に滞在している移民の数は5月から6月にかけて50%以上減少した。
移民問題に関しては、同日の別の動きとして、パナマの国家移民庁長官サミラ・ゴザイン氏が、両国国境のダリエンジャングルを越えて来る不法移民の流れの取り締まりにコロンビアが協力していないと批判した。
ゴザイン氏は、パナマはこの問題に関してコロンビアといかなる合意にも達しておらず、ここ数日の不法移民の大幅な増加に対処するための情報共有や支援も行っていないと述べた。
パナマでは今年これまでにダリエンジャングルを通過する不法移民の数が過去最多の26万人に達し、2022年全体の記録を上回った。
パナマは数人のコロンビア国民を国外追放しており、そのほとんどが犯罪歴を持つ。
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