米国上院は債務上限を引き上げる法案を可決した。 (出典:ゲッティイメージズ) |
債務上限法案は、連邦予算がなくなる前に31兆4000億ドルの債務上限を引き上げる合意に達するよう米財務省が定めた6月5日の期限通り、ジョー・バイデン大統領の署名を得て署名されることになる。
これは、債務不履行の可能性が世界最大の経済大国に壊滅的な影響を及ぼす前に、最終法案を可決するための重要な次のステップである。
上院本会議で演説したチャック・シューマー上院民主党院内総務は「デフォルトを回避できているので、アメリカは安堵のため息をつくことができる」と述べた。
99ページに及ぶこの法案は、今後2年間の支出に上限を設定し、債務上限を2025年1月まで停止するほか、食糧援助を受ける高齢アメリカ人に対する新たな就労要件やアパラチア天然ガスパイプラインの承認などの政策変更を行う内容となっている。
共和党は、国の年間生産高に相当する31兆4000億ドルの負債を抑制するには大幅な支出削減が必要だと主張している。
節約の大部分は、住宅、教育、科学研究、その他の支出形態など国内プログラムへの支出を制限することによってもたらされるだろう。今後2年間、軍事費の増加が認められるだろう。
これに先立ち、5月31日には共和党が多数を占める下院が債務上限引き上げ法案を314対117で可決している。
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