読売新聞は5月18日、主要7カ国(G7)首脳が日本の広島で開催されるサミットでウクライナに関する別個の声明を採択する見通しだと報じた。
G7サミットは5月19日から21日までの3日間、広島(日本)で開催され、ウクライナ紛争に重点が置かれると予想される。 (出典:マレーシア自然保護区) |
公開された共同声明の草案によると、G7はロシアへの第三国の武器供給を阻止するための協調行動を強化し、制裁を示唆し、「ロシアの戦争を支持する第三国への対応を継続する」と強調した。
G7はまた、モスクワがグループ加盟国から軍事目的に転用可能な技術、産業設備、その他の製品を購入することを禁止するなどの具体的措置を講じ、ロシアとの経済関係を厳しく制限する。
さらに、同グループはロシアの収入源を削減することを目的とした措置で対ロシア制裁の抜け穴を塞ぐことも目指しており、G7のウクライナ支援の姿勢を明確に示している。
草案によれば、同グループの指導者らは「モスクワの軍事力をさらに弱めるため、制裁やその他の経済措置を課すことに引き続き団結する」と宣言することになる。
共同声明草案は、ロシアの歳入を減らすため、G7加盟国間で緊密に協力し、モスクワのダイヤモンド取引を抑制するよう求めている。
草案では、G7は「ウクライナの長期的な復興に対する賠償金をモスクワに支払わせるための努力を継続する」と述べ、ロシアがウクライナで引き起こした損害を賠償するまで同国の資産は引き続き凍結されることを強調している。
グループのメンバーはまた、ロシアのエネルギーへの依存を徐々に減らしていく決意を改めて表明する。
G7首脳会議初日の5月19日、首脳らはオンラインで参加するとみられるウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とウクライナ情勢について協議する予定。
ウクライナ情勢に関するG7独自の声明と合わせて首脳声明も発表される予定。協議結果を踏まえて最終決定される首脳声明でも、対ロシア制裁の継続やウクライナ支援が強調される見通しだ。
その他の関連ニュースとして、同じ5月18日、ジョー・バイデン米大統領がG7サミットに出席するため日本に到着した。
ジェイク・サリバン米国家安全保障問題担当大統領補佐官は、バイデン大統領には米国が1945年に広島に原爆を投下したことについて謝罪する予定はないと述べた。
サリバン氏によれば、バイデン大統領はG7首脳の一人として「歴史を尊重するが、同時に日本の岸田文雄首相も尊重する」という。
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