7月8日、ハンガリーのビクトル・オルバーン首相は、モスクワとキエフへの最近の訪問の後、「平和ミッション3.0」を遂行するために北京に到着したと発表した。
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ハンガリーのヴィクトル・オルバーン首相(左)と中国の習近平国家主席は7月8日に北京で会談した。(出典:AFP) |
オルバーン首相はソーシャルネットワークXに今回の訪問の写真を投稿し、「中国はロシアとウクライナの紛争における平和構築の鍵となる大国です。だからこそ、習近平国家主席がブダペストを公式訪問してからわずか2か月後に、北京を訪れて会談したのです」と述べた。
ハンガリーの通信社MTIは北京での両首脳の会談について報じ、ハンガリー政府首脳は「我々は平和的な国民である。したがって、我々は平和の側に立つ」と述べた。
オルバーン氏は、隣国ウクライナでの軍事紛争が2年半にわたって続いており、「ハンガリーは紛争の影の中で生きてきた」と振り返った。
「中国が世界平和を訴えていることは、我々にとって非常に重要なことです。ハンガリーに隣接する紛争に関しては、中国が平和への取り組みを行っていることに感謝いたします」と、彼は習近平国家主席に述べた。
一方、習近平国家主席は、現在の焦点はウクライナ情勢を可能な限り緩和し、国際社会が条件を整えてキエフとモスクワの直接対話の再開を支援することだと明言した。
現在、EUの輪番議長国を務めるハンガリーは、停戦と和平交渉の再開を含む、2023年2月24日に中国が提案した12項目の和平案への支持を繰り返し表明している。
ハンガリーの首相は世界中の多くの国を長期訪問している。 7月5日、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談し、ウクライナ紛争の解決と和平交渉開始に向けた方策について協議した。
オルバーン氏は7月2日にもキエフを訪問し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。オルバーン氏は中国訪問後、米国を訪問する予定だ。
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