ナレンドラ・モディ首相は5月21日、太平洋島嶼国の首脳との首脳会談に出席するため首都ポートモレスビー(パプアニューギニア)に到着した。米国のアントニー・ブリンケン国務長官も翌日同市に到着する予定だ。
インドのナレンドラ・モディ首相(左から4人目)が5月22日、パプアニューギニアで開催されたインド・太平洋諸島協力フォーラムで各国首脳らと記念撮影をしている。 (出典:AFP) |
南太平洋地域での米国と中国の影響力争いが激化する中、インド首相がパプアニューギニアを訪問するのは今回が初めてとなる。
5月22日、インド首相は地域の指導者14名とともにインド・太平洋諸島協力フォーラム会議に出席した。
会談でモディ首相は、サプライチェーンの混乱や気候変動といった困難な状況においてインドは小島嶼国の信頼できるパートナーとなると断言し、自由で開かれたインド太平洋地域の構築に尽力すると述べた。
モディ首相は自身のソーシャルネットワーキングページで、5月22日の二国間会談でパプアニューギニアのジェームズ・マラペ首相と「貿易、テクノロジー、医療、気候変動への取り組みに関する協力を強化する方法」について話し合ったと述べている。
一方、ブリンケン米国務長官も本日、パプアニューギニアで太平洋島嶼国の首脳らと会談する予定だ。
ジョー・バイデン米大統領がこの時期に訪問を予定していたが、後に中止を余儀なくされたパプアニューギニアについては、ブリンケン氏がワシントンとポートモレスビー間の防衛協力協定に署名する予定だ。
国務省によると、米国はパプアニューギニアと協力し、島国の防衛軍への防護装備、気候変動緩和、国際犯罪やHIV/エイズ対策など経済・安全保障協力を強化するため、新たに4500万ドルの資金を提供する予定である。
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