スコット氏は11月12日夜、フォックスニュースのインタビューに出演し、来年の米大統領選に向けた選挙活動を終了したと語った。彼の撤退は、共和党のトップの座からドナルド・トランプ前米大統領を追い落とそうとしている他の候補者たちに若干の追い風となるかもしれない。
「地球上で最も重要な人々である有権者は、私に『今じゃないよ、ティム』と明確に伝えてきたと思う」とスコット氏は番組で語った。

ティム・スコット上院議員
ロイター通信によると、サウスカロライナ州の上院議員は、アメリカのために楽観的で前向きなビジョンを提示することを約束して、5月に選挙活動を開始した。スコット氏は、トランプ氏やもう一人の候補者であるフロリダ州知事のロン・デサンティス氏よりも、米国の政治的分裂を癒す能力が自分にあると信じている。
スコット氏は夏の間にいくつかの州での世論調査で控えめながらも目に見える支持率の上昇を享受した。しかし、共和党候補が比較的多い中で、彼は自らの道を確立し、守ることができなかった。
他の候補者同様、スコット氏もトランプ氏の支持者に対し、予備選挙の世論調査で依然として大半の有権者に人気の高い前大統領を見捨てるべき理由を一度も明らかにしていない。
スコット氏以前には、もう一人の有名な共和党候補、マイク・ペンス元副大統領も大統領選から撤退した。最新の状況では、来年の選挙では7人の候補者が党の大統領候補指名獲得を目指して争っている。
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