ロシア連邦宇宙局ロスコスモスは8月17日、無人宇宙船ルナ25号が月衛星の軌道に到達し、月の南極への歴史的な着陸に向けて準備を進めていると発表した。
「ルナ25号のすべてのシステムは正常に機能しており、接続も安定しています。 「宇宙船は着陸に備えて航行段階にある」とロスコスモスは発表した。
月への飛行中にルナ25号から送信された画像。 (写真:ロスコスモス)
ロスコスモスはまた、今回の宇宙ミッションはロシア近代史において初めて無人宇宙船が月に送られたものだとも付け加えた。同機関によれば、月面への軟着陸はルナ25号が遂行しなければならない主な任務の一つであり、さらに同機は岩石や土壌に関する科学的調査を実施し、地球の自然衛星である月の水の存在を探る予定である。
計画通りに進めば、8月21日にルナ25号は険しい地形の極地付近に軟着陸する世界史上初の月探査機となる。これまで月へ飛んだ宇宙船はすべて赤道地域に着陸した。前回のロシアの宇宙船ルナ24号は1976年に月に向けて打ち上げられた。
ロスコスモスは8月11日、ロシア極東のボストーチヌイ宇宙基地からソユーズ2.1bロケットを使ってルナ25号宇宙船の打ち上げに成功した。ロスコスモスは8月13日、宇宙船が探査モジュールの起動に成功し、地球へのデータの送信を開始したと発表した。
ルナ25号はロシア初の月探査計画ではあるが、1958年から1976年の間に合計24機の探査機を月に打ち上げたソ連時代のルナ計画の成果を引き継いだ。
トラ・カーン(出典:russian.rt.com)
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