近年ホーチミン市の病院を訪れる結膜炎の患者数が増加している状況に直面し、保健省の要請により、熱帯病病院 - OUCRU の新興感染症研究チームはホーチミン市眼科病院および HCDC と連携し、結膜炎でホーチミン市眼科病院を訪れた患者の間で感染の原因を見つけるための迅速な調査を実施しました。
研究ユニットは調査を実施し、2023年9月7日にホーチミン市眼科病院を訪れた平均年齢19.7歳の成人および子供を含む、男性20人、女性19人を含む結膜炎の患者39人からサンプルを採取した。そのうち30人の患者はホーチミン市とトゥドゥック市の13地区から来ている。残りの9人の患者はビンズオン省、 バリア・ブンタウ省、ロンアン省、ティエンザン省などの近隣の省から来ている。
近年、南部地域で結膜炎の症例数が大幅に増加しています。
採取後、検体は熱帯病病院のOUCRUと協力し、新興感染症研究ユニットの研究室に送られ、アデノウイルス、エンテロウイルス、メタニューモウイルス、パラインフルエンザウイルスを検出するためのマルチプレックスPCRが行われた。
研究チームは2023年9月8日までにPCR検査を実施し、患者5人の検体からアデノウイルス、32人の検体からエンテロウイルスを検出し、病原体が検出されなかった症例が2件あった。メタニューモウイルスやパラインフルエンザウイルスの陽性例はなく、エンテロウイルスとアデノウイルスの同時感染例もなかった。
その結果、検査を受けた患者39名中37名(95%)にエンテロウイルスとアデノウイルスの2つの病原体が見つかり、そのうちエンテロウイルスが優勢(37名中32名、86%)であったのに対し、以前は一般的だった病原体であるアデノウイルスは少数(37名中5名、14%)に過ぎなかった。
研究チームは現在、病気を引き起こすエンテロウイルスとアデノウイルスの血清型と遺伝子型を正確に特定するために、遺伝子解読の分析を続けている。
これに先立ち、市内の病院からの速報によると、2023年1月1日から9月6日までの結膜炎による受診件数は7万1740件だった。注目すべきは、ここ数日の感染者数が今年の最初の数か月と比べて増加傾向にあることだ。被害に遭った人のうち、約3分の1は学齢期の子供であり、残りは成人である。
ホーチミン市眼科病院の報告によると、まだ一般的ではないものの、最近、結膜炎(重篤な臨床的形態のピンクアイ)の症例が多数発見されており、懸念されている。
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