トランプ夫人、夫の考えに反して中絶の権利支持を表明

トランプ氏とメラニア夫人は7月18日、ウィスコンシン州で共和党全国大会に出席した。

メラニア・トランプ氏は、近々出版予定の回顧録の中で中絶の権利を強く支持する姿勢を示し、国内で物議を醸している問題について、夫であるドナルド・トランプ前米大統領とは全く反対の立場をとっている。

AFPが本の内容を引用したところによると、トランプ夫人は「政府からの干渉や圧力を受けることなく、女性が自らの信念に基づいて、子どもを持つことに関する自らの希望を決める自主性を確保する必要がある」と記している。

元ファーストレディの見解は、最高裁判事への自身の指名が全国的な中絶権廃止への道を開いたと度々主張してきたトランプ氏の見解とは異なる。

2022年の同裁判所の判決以来、妊娠6週以降のほとんどの中絶を禁止するジョージア州を含め、米国の少なくとも20州が全面的または部分的な規制を導入した。

大統領選が激戦となっている中、中絶問題は有権者にとって大きな問題であり、カマラ・ハリス副大統領の陣営はトランプ夫人の回顧録出版のニュースを受けてすぐに声を上げた。

「アメリカ中の女性にとって残念なことに、トランプ夫人の夫は彼女に断固反対しており、そのせいでアメリカ女性の3人に1人以上がトランプ氏の中絶禁止令の下で暮らしており、健康、自由、そして生命が脅かされている」とハリス陣営の広報担当者サラフィナ・チティカ氏は述べた。

「トランプ氏は非常に明確な方針を示してきました。11月に勝利すれば、全米で中絶を禁止し、女性を罰し、女性の生殖医療へのアクセスを制限するでしょう」とチティカ氏は述べた。

ガーディアン紙によると、トランプ夫人は「望まない妊娠を中絶する女性の権利を制限することは、自分の身体を管理する権利を否定することに等しい」と書いたという。

トランプ大統領がホワイトハウス復帰を目指す中、珍しく選挙活動に姿を現したトランプ夫人もソーシャルメディアに動画を投稿した。

「個人の自由は私が擁護する基本原則です。すべての女性が生まれながらに持つこの基本的な権利に関しては、妥協の余地は全くありません」と彼女はビデオの中で述べた。

共和党では、ナンシー・レーガン、バーバラ・ブッシュ、ローラ・ブッシュの元大統領夫人も中絶賛成の立場をとった。トランプ氏は回顧録の中で妻の見解についてはコメントしていない。

出典: https://thanhnien.vn/phu-nhan-ong-trump-tuyen-bo-ung-ho-quyen-pha-thai-trai-quan-dem-cua-chong-185241004065629207.htm