イスラエル政府は、占領下のヨルダン川西岸地区の入植者のために約3,500戸の住宅を建設する計画を推進している。
占領下のヨルダン川西岸にあるイスラエルの入植地ギバト・ゼエフにおける新しい住宅プロジェクトの建設現場。 (出典:AP通信) |
このニュースは、イスラエルの入植問題担当大臣オリット・ストロック氏が3月6日にソーシャルネットワークXへの投稿で発表した。
タイムズ・オブ・イスラエルは、オリット・ストロック大臣がイスラエル政府は数千戸の住宅を建設するという約束を果たしていると強調し、今後も入植地建設を推進していくと明言したと報じた。
イスラエルの入植監視団体ピース・ナウによると、計画委員会はエルサレム東部のマアレ・アドゥミムとケダル、およびエルサレム南部のエフラット全域で3,426軒の住宅の建設許可を出した。
先月、ベザレル・スモトリッチ財務大臣も、ヨルダン川西岸地区におけるパレスチナ過激派の攻撃に対応して入植地を拡大すると発表した。
この動きは、状況解決に向けた交渉が進展しないまま、ガザ地区でイスラエルとイスラム教ハマス運動との紛争が続く中で行われた。
一方、米国のアントニー・ブリンケン国務長官は、イスラエルの入植地のいかなる拡大もパレスチナとの「永続的な平和の達成に逆効果となる」と警告した。
また、3月6日、ヨルダン外務省はイスラエル政府の行動を「違法であり、国際法のすべての原則と国連安全保障理事会の決議、特に決議2234と関連文書に違反している」と非難した。
アナドル通信は、イスラエルがパレスチナ占領地の歴史的、法的現状を変更する決定を下したことで、平和を達成し平和的解決を確立するあらゆる可能性が損なわれると強調する同省の声明を引用した。1967年の東エルサレムとの境界線に基づくパレスチナの独立した主権国家首都として。
同様に、エジプト外務省もイスラエルの動きを非難する声明を発表し、この中東諸国によるパレスチナ領土の継続的な併合と占領によって、同地域の法的現状、歴史、人口統計が変化することはないと強調した。
さらにエジプトは、国際社会に対し、イスラエルの入植政策に強く反対し、入植地の違法性を主張するよう求めた。
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