フランスとドイツは凍結されたロシア資産を差し押さえるリスクを懸念している。イラスト写真。(出典:CNBC) |
この議論は、主要先進国および新興国からなる20カ国・地域(G20)援助国会合の合間に行われた。
したがって、フランス、ドイツ、ECBは、ロシアの報復の可能性とユーロへのリスクの両方から、正当な懸念を表明している。
さらに、ベルリンとパリは、この動きが世界金融システム全体の安定性に影響を及ぼすことを懸念している。彼らは、資金を差し押さえれば、他の国々が西側諸国に資産を預けることを避けるようになる危険な前例を作ることになると主張している。
*ロイター通信は、G20財務相会合の傍らで、モスクワの凍結資産の取り扱い問題に関する主要7カ国(G7)の見解から、解決すべき意見の相違がまだ多くあることが示されたと報じた。
米国は凍結されたロシア資産を全面的に差し押さえる案を打ち出したが、欧州当局はそれは法的にリスクがあると述べている。
2月27日、ジャネット・イエレン米財務長官は記者団に対し、モスクワの資産価値を差し押さえるには「強力な国際法上、経済的、道徳的理由」があると語った。
「G7は協力して、(ロシアの)資産を自ら差し押さえたり、それを担保にして世界市場から借り入れたりするなど、さまざまなアプローチを模索すべきだ」と彼女は強調した。
しかし、翌日(2月28日)、フランスのブルーノ・ル・メール財務経済大臣は米国の立場に反対し、そのような行動を実行するには国際的な法的根拠が不十分だと述べた。
「こうした動きは国際法によって強化される必要があり、G20の全メンバーによって受け入れられなければならない。G20諸国間の分裂を拡大すべきではない」と彼は述べた。
一方、カナダのクリスティア・フリーランド財務大臣は米国と同じ見解で、ウクライナを支援するために凍結されたロシア資産の押収を進める緊急の必要性に同意している。
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