ニューヨークで水源を汚染するプラスチック廃棄物が回収される
ニューヨーク州司法長官事務所
AFP通信は11月16日、米ニューヨーク州が、ニューヨーク市の水道供給地域におけるプラスチック廃棄物の発生に一部責任があるとして、清涼飲料水・スナック食品メーカーのペプシコを訴えたと報じた。
ニューヨーク州司法長官レティシア・ジェームズ氏が州高等裁判所に提訴したこの民事訴訟は、ペプシコがバッファロー川の「公害」に加担したと訴えている。
この訴訟では、罰金と損害賠償も求めており、環境問題について警告していない使い捨てプラスチック製品の販売を中止するよう同社に要求している。
「ニューヨーク市民は皆、きれいな水に対する基本的な権利を持っているが、ペプシコの無責任な包装とマーケティングは私たちの水供給、環境、公衆衛生を危険にさらしている」とジェームズ氏は語った。
ペプシコはプラスチック削減に「真剣」であり、その取り組みについて透明性を保ってきたと述べた。
「これは複雑な問題であり、企業、地方自治体、廃棄物削減サービス提供者、地域のリーダー、消費者など、多くの利害関係者の関与が必要です」と同社の広報担当者は述べた。
ペプシコはニューヨークで地域のニーズに対応するとともに、全国の地域コミュニティとも効果的に連携しており、今後もその取り組みを継続していくと広報担当者は述べた。
ジェームズ氏の事務所による調査によると、バッファロー川におけるプラスチック廃棄物汚染の最大の原因はペプシコのプラスチック包装であり、次に汚染が大きいマクドナルドの包装の3倍に上る。
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訴訟では、プラスチックが「一般市民とニューヨーク州に広範囲にわたる危害をもたらしている」と主張し、人間と魚の体内にマイクロプラスチックが存在することを指摘している。
訴訟によれば、プラスチックに関連する健康問題には、女性の思春期早発症、精子数の減少、生殖器官機能の変化、肥満、性行動の変化、特定の癌の発症率の増加などがある。
原告らは、プラスチック汚染を削減するための対策を講じるという同社の約束を指摘したが、ペプシコは繰り返しその約束を果たせなかったと述べた。
さらに、訴訟では、ペプシコはニューヨーク市場で使い捨てプラスチックの代替品を大幅に導入できていないとしている。訴訟によると、対照的にペプシコはメキシコやドイツを含む国際市場で再利用可能または返却可能なガラスとプラスチックのプログラムを発表している。
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