3月25日、ニューヨークでの裁判に臨むトランプ氏
ロイター通信は3月25日、ニューヨーク州(米国)の控訴裁判所が、ビジネス詐欺の民事訴訟でドナルド・トランプ前大統領の罰金4億6,400万ドルの保釈期間をさらに10日間延長したと報じた。
さらに、裁判所は保釈金の額も1億7500万ドルに減額した。罰金の支払いまたは保釈金の支払い期限は3月25日です。
これは、保険の購入や借入で優遇措置を受けるために資産価値を水増ししたとしてトランプ氏とその2人の子供が罰金を科せられたことを受けて、トランプ氏にとって大きな「救世主」とみなされている。
トランプ氏は「現金約5億ドル」を保有していると主張
この最新の判決により、近い将来、ニューヨーク州司法長官レティーシャ・ジェームズが刑を執行するために元大統領の資産を差し押さえようとするのを阻止できる。同様に、トランプ氏とその子供たちはニューヨーク州で事業を営むことができ、また同州の金融機関から資金を借りることもできる。
トランプ氏は判決を受けてこれに従い、現金か有価証券で保釈金を支払うつもりだと述べた。
また3月25日、トランプ氏は別の事件、ポルノ女優ストーミー・ダニエルズ氏への「口止め料」支払いに関連した刑事事件でニューヨーク州の裁判所に出廷しなければならなかった。
公聴会でトランプ氏の弁護団は裁判の延期か中止を求めた。弁護士トッド・ブランシュ氏はフアン・マーチャン判事に対し、ダニエルズ氏がFBIに提出した供述書を含む新たな文書を提出したと述べた。
弁護士らが裁判所に提出した文書の数は不明だ。公聴会に向かう途中、トランプ氏は記者団に対し「これは魔女狩りだ、でっちあげだ」と語り、その後全員に感謝の意を表して部屋に入った。
マーチャン判事の判決は、元米国大統領に対する初の刑事裁判への道を開くものと期待されている。
さらにトランプ氏は、2020年の大統領選挙の結果を覆そうとし、2021年に退任後も機密文書を保管していたとの容疑をめぐり、他の3件の刑事事件にも直面している。トランプ氏は4件の刑事事件における容疑を全て否認している。
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