ドナルド・トランプ前米大統領は、債務上限問題だけでなく、米国がウクライナに多額の資金を費やしていることについて、NATO諸国は「アメリカを笑っている」と述べた。そのため、トランプ氏は無条件の援助を与える代わりにウクライナに資金を貸し付けることを提案した。
「誰かが来て頼むたびに600億ドルも与えていると、彼らはアメリカの愚かさを笑う」とトランプ氏は語った。
「この援助の費用を負担するのはNATO諸国であるべきだ」とトランプ氏は強調し、紛争開始以来米国がウクライナに提供してきた約2000億ドルに言及した。
ドナルド・トランプ前米大統領は、NATO諸国はワシントンだけに頼るのではなく、ウクライナへの援助にもっと資金を費やすべきだと述べた。 (写真:ゲッティイメージズ)
具体的には、米国はウクライナに対して約1130億ドルの軍事、経済、人道援助を割り当てており、そのうち約670億ドルがキエフに送られ、残りは米軍と他の政府機関に使われている。
現在、ジョー・バイデン米大統領は、ウクライナへの600億ドル以上の追加軍事援助を含む950億ドルの予算案を可決するよう米議会に働きかけている。米国上院は法案可決に賛成票を投じたが、共和党が多数を占める下院ではまだ可決されていない。
11月の大統領選でバイデン氏に挑戦する共和党候補と目されるトランプ氏は、ここ数週間でウクライナに対する姿勢を調整している。かつて彼は、キエフにモスクワとの和平協定を締結させるための手段として米国の援助を利用すると示唆していたが、その後、NATOの欧州加盟国に対し、援助の増強を求めた。
トランプ氏は2月14日、サウスカロライナ州で支持者らに対し、ウクライナへの今後のいかなる援助も「贈り物」ではなく「融資」とみなされるべきだと主張した。トランプ大統領は先週初めてウクライナへの融資案を提起し、キエフが融資を受けられる条件は極めて良好であると強調した。
トランプ氏が提案した融資は、この計画が「多額の負債を抱えるアメリカに、借金を返済する機会を与える」として、共和党上院議員の支持を得た。
トラ・カーン(出典: russian.rt.com)
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