トランプ氏は投票数の半数以上を獲得して地滑り的勝利を収め、11月の米大統領選でも共和党の候補者として残り、現職のジョー・バイデン大統領と再び争うことになるだろうという予想がさらに強まった。
ドナルド・トランプ氏は2024年1月15日、アイオワ州で共和党大統領予備選に出席した。写真:ロイター
この投票ではトランプ氏はフロリダ州知事ロン・デサンティス氏を上回り2位となり、元米国国連大使ニッキー・ヘイリー氏も大きくリードした。
具体的には、エジソン・リサーチによれば、99%の投票が集計された時点で、トランプ氏が51%の票を獲得し、デサンティス氏が21%、ヘイリー氏が19%の票を獲得した。この勝率は、1988年にボブ・ドールが記録した12.8%というこれまでの記録をはるかに上回っています。
「アイオワ州、ありがとう。みんな大好きです!!!」ドナルド・トランプ元米大統領は自身のソーシャルネットワーク「トゥルース・ソーシャル」に書いた。同氏はまた、今後の世論調査で残りのライバルたちを引き続き上回ることで共和党の指名プロセスを加速させるとも述べた。
アイオワ州での勝利は、2021年1月6日の議事堂襲撃事件やその他の法的トラブルに関連した刑事告発がトランプ氏の立場にそれほど影響を及ぼさないことを示している。
トランプ氏は自身の法的な問題を利用して資金を集め、無実を主張し、「 政治的復讐」の被害者であると主張して支持を集めている。
アイオワ州の有権者の60%以上は、たとえ有罪判決を受けてもトランプ氏は大統領を務める資格があると考えている。アイオワ州を拠点とする共和党戦略家ジミー・センターズ氏は「トランプ氏はすぐに指名を獲得しそうだ」と語った。
しかし、残る共和党の有力候補であるデサンティス氏とヘイリー氏の両氏は、今後も選挙戦を続け、近いうちに他州での選挙戦から撤退しないと誓っている。
これに先立ち、アイオワ州民は極寒の中、学校やコミュニティセンターなどの場所に集まり、全国初の投票に参加した。これは2024年米国大統領選挙の正式な開始を告げるものだ。
アイオワ州は歴史的に、同州での早期投票により米国大統領選挙運動で大きな役割を果たしてきた。しかし、アイオワ州での共和党の票の勝者は、2008年、2012年、2016年の3回の米国選挙で指名を獲得できなかった。
ホアン・アイン(ロイター通信による)
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