日本と英国はアフリカの鉱業分野における投資協力を強化します。イラスト: タンザニアの鉱山。 (出典:SCMP) |
日本は、イギリス連邦を通じてアフリカ大陸の多くの国々と伝統的な関係を築いてきた英国が以前に築いてきたネットワークを活用し、アフリカにおける自国の利益を追求することを目指している。
供給を安定させる
両国は、サプライチェーンを通じた経済安全保障に関する議論を含む議題を実行するために、閣僚レベルの枠組みを構築した。
東京とロンドンは鉱山開発と鉱物供給の安定化に協力したいと考えている。西村康稔経済産業大臣は9月6日に英国を訪問し、英国のケミ・バデノックビジネス貿易大臣と会談する予定。両大臣は、日英パートナーシップの開始や戦略的経済貿易政策対話の計画を含む共同声明を発表する予定である。
共同声明は、サプライチェーンの安全強化など経済安全保障問題について両国間で初めて開催される定期的な閣僚級協議の枠組みを確立することになる。閣僚らは今年後半に重要鉱物に関する共同文書を起草する予定だ。
この動きは、電気自動車や風力発電などの環境に優しい技術にとって極めて重要な材料であるコバルトとニッケルの鉱山を開発する中で行われた。
日本は現在、中国を含む多くの鉱物輸出国に依存している。この枠組みの下、日本と英国は供給源の多様化を図るため、アフリカなどの鉱物資源が豊富な地域に石油精製所を立地・設置することを目指す。
アフリカでは、ザンビアが銅とニッケルの潜在的生産国であり、コンゴは世界のコバルトの約70%を供給している。多くの国がマリとガーナの鉱物資源が豊富な地域に興味を示しています。
英国は8月、ザンビアと総額30億ポンド(37億7000万ドル)をグリーン開発投資に費やすことで合意した。さらに、英国と南アフリカは、重要鉱物に関する定期的な閣僚対話を開催することにも合意した。
チェーンも適用されることを確認する
日本はアフリカ諸国との関係強化にも取り組んでいます。西村大臣は8月にもナミビアを含む同地域の5か国を訪問した。
日本と英国は鉱物に加え、半導体(チップ)や蓄電池など重要品目の不足を早期に察知する仕組みの構築を目指している。大臣らがタイムリーに情報を共有するための枠組みを構築すれば、サプライチェーンの混乱の可能性に備えるのに役立つだろう。
両国はまた、英国が参加に合意した環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)の高い基準を維持し、強化するという約束を再確認するとみられる。
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