インドネシアのサンディアガ・ウノ観光創造経済大臣によると、多くの海外観光客がビザ要件などにより他の東南アジア諸国へ行くことを選択するため、インドネシアは苦境に立たされている。ベトナム、タイ、マレーシアなどの国は、観光客に対するビザ免除に非常に積極的かつ柔軟に対応してきた。インドもその好例であり、インドネシア人観光客のビザを免除している。一方、インドネシアはビザ相互承認政策を支持しているにもかかわらず、依然として外国人観光客に対するビザを免除することができない。
サンディアガ・ウノ大臣はまた、インドネシアは国内の広大な島々やさまざまな地域間の航空便や移動が限られていることなど、接続性の問題で外国人観光客を近隣諸国に奪われていると述べた。
しかし大臣は、インドネシアは昨年1170万人の外国人観光客を誘致したと述べ、今年はその数が1430万人に、より好ましいシナリオでは1700万人にまで増加するだろうと楽観的な見方を示した。
インドネシア統計局(BPS)のデータによると、12月にインドネシアを訪れた観光客は主にオーストラリア、中国、東ティモール、マレーシア、シンガポールからだった。インドネシア政府は、国内外の観光客を誘致するために、コンサートやスポーツイベントをさらに開催することを検討している。
サンディアガ・ウノ大臣は、シンガポールとオーストラリアはテイラー・スウィフトのような世界的音楽スターのコンサートを開催することで観光客を誘致していると述べた。複数の報道機関によると、テイラー・スウィフトのシンガポール滞在により宿泊施設の需要が30%増加し、この島国で行われる6つのコンサートのチケットはすべて完売したという。チャンネル・ニュース・アジアは、この歌手のメルボルン公演はオーストラリア経済に推定7億8,700万ドルと同等かそれ以上の経済価値を生み出す可能性があると報じた。
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