ウクライナ国家警備隊のオメガ特殊部隊が11月8日、最前線の町アヴディーイウカでロシア軍に向けて迫撃砲を発射した(写真:RFE)。
「敵の攻撃の現在の第3波は、2つの新たな方向を開いたという点で以前の2波とは異なる」と、同市の軍事行政長官ビタリー・バラバシュ氏は12月4日に述べた。
「新たな攻撃指示の開始は、いかなる犠牲を払ってでも市を占領するよう敵に命令が下されたことを証明している」と同氏はウクライナメディアに語った。
バラバシュ氏はまた、ロシア軍による新たな攻撃はウクライナ軍の防衛を混乱させ、町の西側の隙間を塞いで町を完全に包囲することが目的だと述べた。
モスクワはほぼ2か月間、ドネツク州東部の工業都市アヴディーウカの占領を試みてきた。
独立軍事アナリストらは、ロシア軍はアフディーウカ周辺で勢力を伸ばしているが、その代償は大きいと指摘している。
バラバシュ氏は、戦闘勃発前の人口は約3万人だったが、現在では町に残っている民間人は約1,300人だと語った。
アヴディーウカはドネツィク州に位置している。同州は2014年以来、クレムリンが支援する分離主義者によって部分的に支配されており、昨年モスクワが併合したウクライナの4つの州のうちの1つである。
一方、ウクライナ大統領顧問のミハイロ・ポドリャク氏は12月4日、同国は戦術を変えており、一部の地域では防衛に切り替え、他の地域では攻撃を継続していると述べた。
ポドリャク氏は、キエフは国内の兵器生産の拡大と、軍事物資の増強に向けたパートナーとの交渉の加速に注力していると断言した。
同日12月4日、ウクライナはウクライナ東部ルガンスク地域のロシア支配地域にある大規模な石油貯蔵庫をドローンで破壊したと発表した。
「大きな音を立てて爆発し、激しく燃え上がった」とウクライナ地方のアルチョム・リソゴール長官は、巨大な炎と立ち上る煙を映した動画を投稿し述べた。
ロシアのメディアも、ウクライナ軍がルガンスクの石油貯蔵庫を攻撃したと報じ、火災は鎮火したと伝えた。
双方とも数十機の敵のドローンを撃墜したと主張している。
ロシア国防省はウクライナの無人機30機を撃墜したと発表し、キエフ政府はロシアが夜間に発射した23機のうち18機と誘導ミサイル1発を撃墜したと発表した。
[広告2]
ソース
コメント (0)