ウクライナ特殊部隊のメンバーが、ドニエプル川沿いの前線の後方にいるロシア軍を狙った夜間作戦中に移動している(写真:ニューヨーク・タイムズ)。
ウクライナ軍参謀本部の日報によると、ウクライナ東部と南部戦線の作戦状況は依然として複雑である。
報告書によると、ロシアは12月3日にミサイル1発を発射し、31回の空爆を実施し、ウクライナ軍の陣地に対して多連装ロケットシステムによる攻撃を24回実施した。
ウクライナの報道によると、バフムート戦線では、航空機の支援を受けたロシア軍がドネツクのボフダニウカ、イヴァニウスケ、クリシチウカ、アンドリーウカ付近を攻撃し、国防軍が約16回の攻撃を撃退した。
ロシアは、ウクライナがドネツクで最大300人の兵士、歩兵戦闘車1台、車両2台、D-20砲1門、D-30砲1門、グヴォズディカ自走砲システム1台を失ったと発表した。
アヴディーウカ戦線では、ロシアはノヴォカリノヴェ入植地の東、ドネツクのノヴォバフムティフカ、ステポヴェ、アヴディーウカ、シェヴィエルネ、ペルヴォマイスケ入植地の東で攻撃作戦を実行したが失敗に終わり、ウクライナ国防軍は14回の攻撃を撃退したと報告書は伝えている。
クピャンスク戦線では、ロシア軍がハリコフ地域のシンキフカ集落付近で攻勢作戦を実施し、ウクライナ国防軍が7回の攻撃を撃退した。
ウクライナ軍兵士らがここ数週間、ハリコフ県の前線付近の雪に覆われた大地を横断している(写真:AFP/ゲッティ)。
ライマン戦線では、ロシア軍が航空援護の下、ルハンシクにあるセレブリャンカ林業基地の集落付近を攻撃した。報道によれば、ウクライナ国防軍はそこで3回の攻撃を撃退したという。
一方、ロシアはウクライナ第60機械化旅団の攻撃を撃退し、他の部隊集結地点を攻撃したと発表した。ロシアの報道によれば、ウクライナはこの戦線で最大250人の兵士を失った。
マリンカ戦線では、ウクライナはドネツク州のマリンカとノヴォミハイリウカの集落付近でロシア軍による5回の攻撃を撃退した。
ザポリージャ戦線では、ロシア軍はロボティーン集落の南で失った陣地の奪還を3度試み、ノヴォポクロフカ集落の近くでも攻撃したが、失敗に終わった。
ヘルソン戦線では、ロシア軍がヘルソンのクリンキー入植地付近で空爆を実施した。
ヴォルイニ戦線とポリシア戦線では作戦状況に大きな変化は見られず、ロシアの攻撃グループが形成される兆候もない。しかし、報告書は、ウクライナとの国境付近に「任務を遂行している」ベラルーシ軍部隊の存在を指摘している。
12月1日、ウクライナ第43機械化旅団の兵士がハリコフ州での軍事演習中に配置につく(写真:AFP)。
ウクライナはドニエプル川の左岸を守った
報道によれば、ウクライナ国防軍はヘルソン州のドニエプル川左岸に陣地を維持し、ロシア側への攻撃を開始した。
報告によると、12月3日、ウクライナ国防軍の航空機は、人員、武器、軍事装備の集合地点を8回、防空システムを2回、ロシア軍の弾薬庫を2回攻撃した。
ウクライナのミサイル部隊は重多連装ロケットシステムとパンツィリ防空システムを攻撃した。
ウクライナはまた、自国の防空網がロシアが発射したシャヘド無人機12機のうち10機を破壊したことを確認した。
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