ロシアのセルゲイ・リャプコフ外務次官(写真:TASS)。
RT通信によると、ロシア外務省は11月16日、ロシアが米国との外交関係を完全に断絶する可能性があると警告した。モスクワは、ロシアはこれを避けたいと考えているが、米国が対立政策を続ければそのようなシナリオが起こり得ると強調した。
ロシア外務省は、米国とソ連の外交関係回復90周年を記念して11月16日に出した声明で、両国の関係は「いつでも再び断絶される危険がある」と述べた。
モスクワは、この事態の原因を緊張を高める米国の政策と、ロシアを打倒するという目標の追求にあると非難している。
モスクワは、ワシントンが多極化に向かう現在の傾向を逆転させようとする無駄な試みとして、中国とロシアに対する封じ込め政策を追求する決意を強めていると考えている。
これに先立ち、11月9日にはロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官も、米国の動きによりモスクワは外交関係の格下げ、さらには断絶を余儀なくされる可能性があると警告した。
「この観点からワシントンの現在の行動を見ると、いかなるシナリオも排除できない。関係を格下げしたり断絶したりするシナリオはあり得る」とリャブコフ氏は語った。
「両国は今、これまでに経験したことのない深刻な関係危機に直面している。両国は事態のさらなる悪化を防ぐため、行動を改め、慎重にならなければならない」と外交官は強調した。
ロシアは依然として、将来の米国指導者らが「相互の利益を尊重し、考慮しながら」対ロシア政策を調整することを期待している。
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