M142 HIMARS発射装置が2023年5月にウクライナのドネツク州バフムートに向けてミサイルを発射した(写真:ゲッティ)。
「ロシアに作戦上の機密を漏らして、ロシアが保有する兵器を知られたくない。だから言えるのは、ロシアが他の兵器よりも速いペースで消耗している装備の種類があるということだ」とカービー氏は1月17日の記者会見で述べた。
「彼らは戦場で直面している状況に応じて、砲弾、ハイマーズミサイル、対空ミサイルを急速に使用している。そのため、彼らの兵器庫は確実に縮小している」と報道官はウクライナへの支援について問われると答えた。
「ウクライナは、今後2~3か月は十分な武器を保有しているが、それほど長くは持たない武器もある。これは主にロシアの行動とウクライナが直面する必要がある問題にかかっている」とカービー氏は語った。
米政府のウクライナへの援助は2023年末で底をついている。これまでのところ、共和党はバイデン氏のウクライナへの600億ドルの援助案を受け入れておらず、一方で民主党にはメキシコ国境を越えた移民を制限する措置で譲歩するよう要求している。
2024年が選挙の年となる中、米議会内の対立はより緊迫しており、米国の西側同盟国はロシアとの戦争がキエフに与える影響について懸念を抱いている。
ウクライナは西側諸国に援助の増額を求めているが、昨年の反撃が失敗して以来、米国とその同盟国の態度は揺らぎ始めている。
1月18日、ジョー・バイデン大統領は米国議会の指導者らと会談し、ウクライナへの支援と国境問題について話し合った。
「大統領は議会に対し、ウクライナを支援するため速やかに追加資金を提供し、米国の決意を強く示すよう求めた。大統領はまた、国境の課題に対処するために今すぐ行動しなければならないことも明らかにした」とホワイトハウスは述べた。
マイク・ジョンソン下院議長は「生産的な会議」だったと述べたが、バイデン氏は移民問題でさらなる取り組みが必要だと主張した。
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