ウォール・ストリート・ジャーナルは、12月23日にインド沖のアラビア海の船舶を攻撃したドローンはイランから発射されたものだったと国防総省が確認したと報じた。
米当局は、セイルドローンのような無人船により中東海域での視認性が向上すると述べている。 (出典:米海軍) |
「リベリア船籍で日本とオランダが所有するケミカルタンカー『ケム・プルート』が12月23日午前10時頃、インド洋のインド沖200海里でイランの無人機による攻撃を受けた」と国防総省報道官は述べた。
同日、英国海事貿易局(UKMTO)は、インド沖でドローンが船舶を攻撃し、爆発とその後の火災が発生したと発表した。インドのANI通信社は軍当局者の発言を引用し、攻撃を受けた船はケム・プルート号だったと伝えた。この船はサウジアラビアからインドへ原油を運んでいた。
イスラエルとパレスチナのハマス運動との武力紛争が10月に激化した後、フーシ派としても知られるイエメンのアンサール・アッラー反政府勢力は紅海とアラビア海でイスラエルと関係のある貨物船への攻撃を強化し、イスラエルがガザ地区での敵対行為を停止するまで攻撃を続けると誓っている。
スプートニク通信によると、別の動きとして、イラン政府は12月23日、同国外務省が駐イランロシア大使を召喚し、アラビア湾の3つの島で行われたロシア・アラブ協力フォーラム第6回会合後に採択された共同声明に関して抗議の外交文書を手渡したと発表した。アラビア湾の3つの島はイランと領有権が結びついており、アラブ首長国連邦(UAE)との紛争に長らく巻き込まれている。
テレグラムアプリで、イラン政府は次のように確認した。「12月23日夜、テヘラン駐在のロシア公使参事官は、この国の大使の代理として召喚された…イランイスラム共和国政府は、モロッコで開催されたロシア・アラブ協力フォーラム第6回会合後に発表された声明で言及された根拠のない非難に対するロシア政府の支持を繰り返したことに対し、モスクワに強く抗議し、抗議文を(ロシアの)公使参事官に提出した。」
今週初め、イラン外務省報道官のナセル・カナニ氏はこの声明を非難し、イラン・イスラム共和国はアブ・ムーサ島、大トゥンブ島、小トゥンブ島の3島の領土保全と主権の問題を議論の対象とは考えていないと指摘した。テヘランは「この問題に関するいかなる当事者によるいかなる主張も拒否し、自国の主権と領土に対する権利を放棄するつもりはない」と彼は付け加えた。
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