米軍が駐留するシリア南部のアル・タンフ基地
10月27日、米軍は同地域の米軍基地への攻撃への報復として、シリア東部のイラン革命防衛隊(IRGC)と関係のある2か所を空爆した。
AP通信によると、米国の空爆はジョー・バイデン大統領の政権が脆弱な均衡を維持しようとする決意を示している。目標の詳細や関連情報は不明です。
米国は、地域における緊張の高まりやより広範な紛争の誘発を避けつつ、米国を標的にしていると疑われるイラン支援のグループに対し、可能な限りの攻撃を行い、同様の行為が繰り返されるリスクを防ぎたいと考えている。
国防総省によると、10月17日以降、イラクとシリアの米軍基地と職員に対する攻撃が少なくとも19回あった。米空軍のパット・ライダー准将は、イラクのアサド基地とシリアのアルタンフ基地への2回のドローン攻撃で米軍職員21人が負傷したと述べた。
ロイド・オースティン米国防長官は「今回の防衛攻撃は、10月17日に始まったイラン支援の民兵グループによるイラクとシリアの米軍兵士に対する一連の継続的かつ大部分が失敗に終わった攻撃への対応だ」と述べた。
バイデン大統領は「米国がこのような攻撃を容認せず、自国、自国の国民、そして国益を守ることを明確にするため」、限定的に攻撃を指示したと述べた。
オースティン長官は、この作戦はハマスとイスラエルの紛争とは無関係であると明言した。
米国とイランは互いに警告し合う
関連して、バイデン大統領はイランの最高指導者アリー・ハメネイ師にメッセージを送り、中東における米軍への攻撃を警告した。
AFP通信によると、バイデン氏は10月25日の記者会見で、攻撃が続く場合は対応するとハメネイ師に警告したと述べた。
「もし彼らが兵士たちへの攻撃を続けるなら、我々は対応する。彼は備えておくべきだと警告する。これはイスラエルとは何の関係もない」とバイデン大統領は述べた。
一方、国連では、イランは米国に対し、イスラエルによるガザ地区への空爆と砲撃作戦について警告した。
「現在パレスチナでジェノサイドを行っている米国の政治家と軍隊に対し、この地域における戦争の拡大と規模拡大を歓迎しないと伝えます。しかし、ガザでのジェノサイドが続けば、彼らはその火から逃れられないだろうと警告します」と、イランのホセイン・アミール=アブドッラーヒアン外相は述べた。
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