米国はベネズエラの石油産業への再制裁を警告、カラカスは準備万端。ワシントンはまもなく「自業自得の報い」を感じることになるのだろうか? (出典:stvincenttimes) |
AFP通信は、米国務省が米国の組織や企業にベネズエラの主要経済分野のパートナーとの貿易を認めるライセンスの更新を4月18日に終了すると発表したと報じた。
この決定は、米国がベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が、同南米の国の大統領選挙に関して2023年10月にバルバドスで野党と合意した内容に違反したと考えているためだ。
「マドゥロ氏とその代表団と野党連合「統一プラットフォーム」の間では、特に今年の選挙ですべての大統領候補が立候補できるようにすることについては進展がない」と米国務省報道官のマシュー・ミラー氏は述べた。
米国はこれに先立ち、ベネズエラの国営企業ミネルベン社の金採掘ライセンスを即時取り消すと発表していた。
これに関し、ベネズエラのペドロ・テレチェア石油相は同日、同国はあらゆるシナリオに備えており、米国の制裁再発動も含め、あらゆる状況に立ち向かう用意があると明言した。
テレチェア氏は記者団に対し、米国自身もベネズエラに対するエネルギー制裁の再発動による悪影響を感じることになるだろうと強調した。
この最新の展開は、1月26日にベネズエラの最高裁判所(TSJ)が野党大統領候補のマリア・コリーナ・マチャド氏の公職就任を15年間禁止する決定を支持したことを受けて起こった。
マチャド氏は、ベネズエラの野党指導者で元国会議長のフアン・グアイド氏が画策した「汚職陰謀」に関与したとして告発されている。
この決定により、56歳のマチャド氏は大統領選挙に出馬することができなくなった。マチャド氏は昨年10月の野党大統領予備選で90%以上の得票率で勝利した。
政府交渉代表団のエクトル・ロドリゲス代表は、ベネズエラ政府はその立場を堅持し、野党との対話の用意があり、署名および協議されたすべての合意を完全に遵守すると述べた。
しかし、ロドリゲス氏は、マチャド候補の失格はTSJの決定であり、判決が下された後はそれ以上議論することはないということを明確にした。
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