米国ワシントンの工場にあるボーイング737 MAX-9型機(写真:ロイター)。
ロイター通信は、米国家運輸安全委員会(NTSB)のジェニファー・ホーメンディ委員長が1月7日、事故後に誰もシステムをオフにしなかったため、コックピットボイスレコーダーのデータが上書きされ、当局はデータを収集できなかったと述べたと報じた。
現在、米国のコックピットボイスレコーダーは最長 2 時間までしか録音できません。この時間が経過すると、録画デバイスは以前のデータを上書きして消去し始めます。これは、2021年以降に製造された航空機向けの欧州コックピットボイスレコーダーで許可されている25時間の録音時間よりもはるかに短い。
「機内では様々なことが起こっていました。非常に混乱していました。コックピットのボイスレコーダーのスイッチは事故後も切られていなかった。整備チームが後からスイッチを切ったのですが、2時間以上経過しており、データは全て消去されていました」とホメンディ氏は述べた。
180人を乗せた米航空機の窓が空中で吹き飛んだ
1月5日の午後、乗客乗員177人を乗せたアラスカ航空の飛行機が圧力の問題などにより爆発した。この事故により、飛行機の窓は失われ、胴体には大きな穴が開いた。その後、飛行機は無事着陸し、数人の乗客が負傷したのみだった。
飛行機の2つのブラックボックス(フライトデータレコーダーとコックピットボイスレコーダー)は、調査に役立てるためのデータ抽出のためにNTSBに送られたが、コックピットボイスレコーダーのデータは消去されていた。
「アラスカ航空の飛行機から外れた部品を1月7日にポートランドの教師宅の裏庭で見つけた」とホメンディ氏は付け加えた。
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